種類が多い ビタミンB群 についてです。どんな新鮮な材料が用意されていても、ビタミンB群がなければ、どの栄養素も十分に体内に取り入れることができません。
ビタミンB群によって活性化する 種類が多い ビタミンB群
ビタミンB群は、人間のあらゆるエネルギーを調整しています。ビタミンB群の中で、どれか1つでも食事に不足していると、人間の代謝パターンは乱れてしまいます。
また、どんな新鮮な材料が用意されていても、ビタミンB群がなければ、どの栄養素も十分に体内に取り入れることができません。体内ではビタミンが互いに協力し合って、それぞれの役割を果たしていますが、なかでもビタミンB群は、細胞におけるチームワークの縮図とも言えます。
ビタミンB 群は、さまざまな酵素とともに、体のスパークプラグとしての役割を果たし、まず、食物をその構成成分に分解するのを助け、次にこれらの成分の多くを燃やして、エネルギーをつくり出します。人間はつねにエネルギーを必要としています。
ビタミンB群は、食物からエネルギーを一定の速度で体内に送るように調節するのにも、役立っています。これには、ひじょうに長い生化学的な一連の反応があるわけですが、体はこうした反応をすすめるのに必要な、すべての酵素をつくり出しています。
そして、これらの酵素か実際にエネルギーをつくり出すために必要なのが、ビタミンB群の助けなのです。ビタミンB群は、このような補助的な役目をするところから、「補酵素」として機能していることになります。
食習慣の変化がビタミンB群の摂取を減らしている
最近のファーストフード店での食事や、家庭でのインスタント食品の利用は、それはそれで便利なものですが、ビタミン摂取という点でいえば、かなり問題点をかかえています。
ファーストフードや加工食品は精製食品、脂肪、砂糖が主成分で、高熱で調理をするので、ビタミンB群の多くは失われてしまっています。食事はバランスのとれるものを選ぶなど、ビタミンB 群のために、食事のあり方を考えてみたいものです。