血液サラサラとビタミン

血管の損傷を防いで、生活習慣病や突然死から自分のからだを守るには、まず、毎日の食生活を改善しなければなりません。それも、どんなストレスにも負けないような健康なからだをつくる食生活を送ることが求められます。現在の日本人の欧米化されてしまった食生活では、肉食が中心、脂肪と糖の摂り過ぎによってカロリーはじゅうぶんでありながら、野菜不足でビタミン・ミネラルの摂取量が足りていないという人が多いのです。

外食の多い人は特に、こういったアンバランスな栄養摂取をしがちになります。そのうえ、仕事や家庭の問題などストレスを抱えることは山のようです。ストレスがたまると、喫煙者ならたばこの量が自然と増えるでしょう。お酒を飲む量も増えたり、飲みたくなくてもお酒を飲まなければならない機会も多くあるでしょう。そして、睡眠をきちんととることが難しくなります。

私たちのからだは、ストレスが強くたくさんかかったり、たばこの吸い過ぎなどで、血液を凝固させやすいトロンボキサンA2という物質が大量に発生するため、動脈硬化や心筋梗塞、狭心症を引き起こしやすくなります。

これらを防ぐには、背の青い魚を食べることです。アジ、イワシ、サバ、サンマといった背の青い魚には、血液をサラサラにするはたらきがあるEPA(エイコサペンタエン酸)がとても豊富に含まれています。そのほか、ビタミンCビタミンE、ナイアシンなどにも血液の凝固を防ぐはたらきがあります。

血管を守るという点からみると、からだにとって有害な過酸化脂質やLDLコレステロールを発生させないためには、ビタミンEやセレニウムが必要です。この2つを同時に摂取することによって、大きな力が発揮されるのです。そして、この2つの栄養素が豊富に含まれているのが雑穀です。雑穀は日本人が昔から食べてきたもので、精白していない玄米、麦、アワ、ヒエなどには、欧米食には不足しがちなビタミンB群も豊富に含まれています。

血管の細胞膜を保護するはたらきをもつビタミンCや銅も、積極的に摂取したい栄養素です。ビタミンCはストレスがあると速く消耗されてしまうので、多めに摂ることが大切です。葉もの野菜や果物なら柑橘類、いちご、キウイフルーツなどにもたくさん含まれています。

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