食事のポイント

ビタミン剤 について(選び方)

最近増えている ビタミン剤 。錠剤タイプのものからドリンク剤まで種類も豊富ですが、あくまで食品の補助としてとり入れるのが、より効果的といえます。基本は、食事に重点をおくことでビタミン剤も上手に活用できます。

ビタミン剤

ビタミン剤

ビタミン剤 は、天然と化学合成の2種類

非常にたくさん生産されている ビタミン剤ですが、ものによってはその原料が異なってきます。天然のものを原料としてつくられているものと、化学合成によってつくられているものとがあります。

以前は天然のものから作られていたようですが、最近になって技術の向上とともに、大量生産が可能になり、化学合成によってつくられるようになってきたのです。

その天然と化学の違いはさほどありません。ただし、ビタミンEは、質のよい天然ものが効果的といわれています。

食品の補助として活用

高価なビタミン剤を服用しているから体にいいというわけではありません。ビタミン剤は食品の補助的な役割として飲むようにしたほうがよいでしょう。

また、体がこれからどんどん成長する子どもがビタミン剤に頼るということは、決して望ましいとはいえません。

ビタミン剤 の選び方

ビタミン剤にもさまざまなタイプのものがあります。いちばん多いのは、錠剤のビタミン剤です。そのほかにも、ドリンク剤やカプセルになったものがあります。

これらは、同じ成分でも体への吸収率によって違いが出てきます。吸収率のよい順番は、ドリンク剤、顆粒、カプセル、錠剤の順になります。体への吸収が早いほど、その効きめも早くあらわれてきます。

すぐに疲れを取りたいときは、スポーツをする直前のときなどには、速効性を考慮してドリンク剤を服用するとよいでしょう。

表示に注意する

表示についても、注意しておく必要があります。ビタミンA、B、C は通称であって、それぞれ化学名というものを持っています。ビタミン剤によっては、その化学名で表示されている場合もありますから、化学名も覚えておくと便利でしょう。

ビタミン Q & A

ビタミンB2をしっかり食事で摂りたい

ビタミンB2 をしっかり食事で摂りたい 時の食事の注意点やたっぷり摂る際にどんな食事をすればいいのでしょうか?

ビタミンB2を食事で摂りたい うなぎが豊富

ビタミンB2を食事で摂りたい うなぎが豊富

調理不要でそのまま食べられる食品が多い

ビタミンB2 は、ウナギやレバー、卵などに豊富に含まれています。しかも、牛乳や卵、納豆など、加熱しないでそのまま食べられる食品が多く、すぐに簡単にとることのできるものがたくさんあります。

とくに納豆は、質のよいタンパク質でもあります。B2 で見逃せないのは魚の皮です。種類にもよりますが、皮には意外に B2 の豊富な種類の魚が多くあります。バランスから考えても、1尾をきれいに頭からしっぽまで食べたほうが、いろいろな栄養がとれます。

ビタミンB2を多く含むのは

好き嫌いがはっきりしている納豆ですが、栄養がたくさん詰まった最高の食品であるということを知っておきましょう。納豆にはタンパク質や、カルシウム、鉄分、ビタミン B1B2、といった栄養素が含まれています。その中でも、ビタミンB2の多さは、大豆に比べると約2倍にもなるのです。
みそ汁には、きざんだ納豆を入れた納豆汁もおいしく栄養満点です。

ビタミンB2 を豊富に含む食品一覧

  • 干しヤツメウナギ
  • 生ヤツメウナギ
  • 豚レバー
  • アマノリ干し海苔
  • アマノリ焼き海苔
  • アマノリ味付け海苔
  • 干し岩海苔
  • 鶏レバー
  • 干し椎茸
  • 乾燥わかめ
  • きくらげ
  • スキムミルク

ビタミンA ビタミンB ビタミンC がバランスよく摂取できる食事

ビタミンA ビタミンB ビタミンC がバランスよく摂取できる食事 をしたいときにどういった食材を選べばいいのでしょうか?梅干し には、ミネラル類や ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC なども豊富に含まれています。疲れにくい体質をつくるためにも、1日1個は食べたいものです。

ビタミンA ビタミンB ビタミンC がバランスよく摂取できる食事 大事なビタミンをまとめて

ビタミンA ビタミンB ビタミンCがバランスよく摂取できる食事

ビタミンA ビタミンB ビタミンC がバランスよく摂取できる食事

これまで紹介してきたとおり、 ビタミン にはそれぞれの特徴がありますが、食事で出来ればまとめて効率よく摂取できれば…と考えます。

成人病や肥満の予防をはじめ、ストレスの解消から老化の予防まで、心身の健康のすべてにかかわっているのが、 ビタミン です。

ビタミン やミネラル は、タンパク質、脂肪、糖質という3大栄養素に比べ、1日に必要な量はごくわずかですが、それにもかかわらずピタミン不足が深刻だといわれる所以はなんでしょうか。

いちばん問題なのは、現代人の食生活のバランスがくずれてしまったことです。
現代人は特に、いま一度、自分の食生活を見直さなければならないところにきています。
それぞれのビタミンを含む食品を中心にして、いくつかの調理法も紹介します。
これらはあくまでもほんの一例にすぎません。これらを参考に、それぞれのご家庭に合った料理を考えてみるのも、料理への興味が増し、さらにしっかり必要なビタミンを摂取できるでしょう。

ビタミンをてっとり早く、しかも簡単にとるには 野菜 がいちばんです。成人の場合、1日に 野菜 300g、 イモ類 80 g、 果物 200 gをとるといいでしょう。
野菜の300gのうち100gは緑黄色野菜で、というのが今日の常識です。
緑黄色野菜には、カロチンのほかビタミンCやE も含まれます。

ビタミンA ビタミンB ビタミンC を含む

梅干し はビタミンが豊富

疲労回復に効果のある食品に 梅干し があります。 梅干し に大量に含まれるクエン酸という成分は、ブドウ糖の効力を約10倍に高め、新しいエネルギーの原動力になります。
梅干し には、ミネラル類や ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC なども豊富に含まれています。疲れにくい体質をつくるためにも、1日1個は食べたいものです。ただし、塩分が多いので、梅肉を細かくたたいて、薬味や調味料として使う方法もおすすめです。
たとえば、魚を煮るときに梅干しを入れればくさみが取れたり、蕎麦や素麺のつゆに入れればそれだけで風味が増し食欲も増進します。

クエン酸を含む梅干しは優れた健康食品

にらレバーはビタミンが豊富

レバーには ビタミンA  ビタミンB 群 ビタミンC さらには、体に欠かせないタンパク質が多く含まれています。ニラには体の保温効果がありますが、これはニラに含まれるビタミンB群によるエネルギー代謝のためです。ニラレバーいための材料は、それぞれ単品で考えても栄養価の高い食べ物ですが、ニラレバーいためにすれば血液の流れがよくなり、水分の代謝盛んになります。疲労感や倦怠感におそわれたときに食べると効果的です。

いらいらを抑える「しそ酒」

青じそ は ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC  のほかに、カルシウムや鉄も含まれる栄養価の高い食べ物です。

とくに ビタミンA の含有量の多さは、野菜の中でもトップクラスです。

シソ 特有の香りの成分には、強い防臭・殺菌作用があるばかりか、神経のいらつきをおさえたり、胃液の分泌を盛んにさせて食欲を増進させます。
刺身のつけあわせにするのが一般的ですが、かまぼこやチーズに巻いてもおいしく食べられます。 納豆 にねぎの変わりに入れてもおいしく食べることができます。

また、神経の高ぶりをおさえるには、シソ酒を飲むと効果があります。もともと、食欲とストレスは密接な関係にあります。心身の不調は食欲不振をまねくことにもなりますが、こうしたとき、シソは思いがけないほど食欲を増進させてくれます。

しそは栄養価が高く香りには防腐作用も