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現代女性に必要なミネラル(マグネシウム・カルシウム)

マグネシウムは女性のための最強ミネラル

PMS(月経前症候群)で心も体も調子が悪い、いつも疲れが取れにくい、便秘が続いている、こういった女性を悩ますさまざまな症状を改善するのに役立つのが、マグネシウムです。
マグネシウムは現代人に一番不足しがちなミネラルだといわれていて、さまざまな不調の原因のひとつだと考えられています。
体を動かすために必要な300を超える代謝酵素にかかわっていて、生活習慣病を予防して、健康で長生きするために欠かせないマグネシウムが、体調を整える鍵を握っているのです。

マグネシウムの大きな効果には次の3つがあります。

  1. PMS(月経前症候群)や慢性的な疲労を緩和する
  2. インスリンの感受性を正常に保つ、血圧を下げる
  3. 代謝を上げ、ダイエットに役立つ

こうした大切な栄養素であるマグネシウムですが、日本人には慢性的にマグネシウムが不足しています。その原因は、昔と比べ欧米化した食生活にあります。

マグネシウムの補給で不調を改善

特に女性にとってうれしい効き目のあるマグネシウムですが、マグネシウム不足による体の不調を生じないためには、やはりマグネシウムを多く含む食材を食べるようにすること。緑黄色野菜や海藻類、玄米などを意識して摂取したいところです。しかし、忙しい現代人は外食も多く、食事だけでじゅうぶんな量を摂取するのは難しいでしょう。
そこで、サプリメントでの補給が大事になってきます。

サプリメントならカルシウムと一緒に摂る

サプリメントを利用するなら、どのくらいの量を摂ればよいのかというと、一日の目安量としては100~200mgです。これを、2~3回に分け、食後に摂ると吸収が良くなります。
市販されているマグネシウムのサプリメントは、ほとんどがカルシウムと一緒になっています。
例えば、カルシウムはマグネシウムが無いと骨をつくることができないように、カルシウムとマグネシウムは協同で体内で働くことがその理由です。

マグネシウムは、一度にたくさん摂ると、人によっては便が緩くなることがあるので注意しましょう。そして、腎臓や心臓の病気がある人、また医師の処方した薬をのんでいる人は、医師と相談のうえ摂るようにしましょう。

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マグネシウムの補給に便利なにがり

マグネシウムの補給には、サプリメントのほか、「にがり」が便利です。海水から自然塩をつくる時に、塩を抜いた後に残る液体がにがりですが、主成分のマグネシウムのほか、ミネラルをなんと80種以上も含むといわれています。
市販されているにがりは、液体がほとんどなので、サプリメントに比べ体内に吸収されやすいという利点があります。ただし、にがりは海水が原料なので、マグネシウムのサプリメントと同様、塩分制限が必要な人は、ナトリウムの量が少ないにがりを選びましょう。
にがりについて、詳しくはこちら。初心者にもわかりやすいにがり

ビタミンKの働きと作用

ビタミンKは不足することがほとんどない

ビタミンKについては、摂取量については、それほど気にすることはありません。成人で1日に必要な量はごくごく微量でそのほとんどは、腸管内のバクテリアがその必要量の大部分を生産してくれますし、足りなければ食物からも摂ることができます。
ビタミンKは、レバーやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれます。心配な人は日頃の食事に緑黄色野菜を多めに取り入れるといいでしょう。

また、少量ですが、多くの穀物や果実、あるいは、肉類、精製食品にも含まれます。
健康な人であれば、普通に食事ができれば、まず欠乏症を心配することはありません。

この脂溶性のビタミンは血液の凝固に必要なことが証明されています。血液を固まらせる成分は肝臓でつくられますが、このとき、ビタミンKの力が必要となります。健康な人の肝臓では、ビタミンKは、血液の凝固に必要なタンパク質を、6形成する役割を果たしています。

また、ビタミンKは、単に血液を固める働きだけでなく、通常の働きでは凝固をおさえる役目も担っています。

カルシウムの代謝も助ける

このほかにも、ビタミンKは、カルシウムの代謝に作用します。ビタミンDだけでなく、ビタミンKもまた関連しているのです。
そのため、ビタミンDと同じように、Kが不足すると骨がもろくなるということが報告されています。ふだんの食生活では不足する心配はありませんが、抗生物質を服用していると、Kの働きがさまたげられることがありますから、そのような人はビタミンKを含んだ食品をたっぶりとるようにします。

ビタミンKが多く含まれる食品は、にんじん、ほうれん草、ヨーグルト、植物油、鶏卵です。

ビタミンEの働きと作用

抗酸化作用の定番ビタミン

体内の栄養素を酸素によって燃やし、体を維持し、行動するエネルギーとしていますが、体内にとり入れる酸素の量が多すぎたり、酸素の活性が異常に高まると「過酸化物質」が生成されてしまいます。

この過酸化物質の毒性が体内にたまると老化が進行し、病気にかかりやすくなってしまいます。こうした過酸化物質の中でもっとも毒性の強いのが、過酸化脂質です。この過酸化脂質は、不飽和脂肪と酸素が結合してできる細胞膜の構成成分の1つで、当然細胞内にできます。
細胞内にできた過酸化脂質は細胞膜を破壊し、細胞の働きを弱めてしまいます。
これがいわゆる老化現象です。

そこでこの老化を防ぐ働きをするのがビタミンEです。Eには、酸素とある物質の結合を妨害する抗酸化作用という働きがあります。このため、細胞内にビタミンEが十分あれば、不飽和脂肪酸と酸素とが結合せず、過酸化脂質もできにくくなります。
つまり、ビタミンEの働きで過酸化脂質の生成をおさえ、老化の進みぐあいをおさえられるというわけです。
ビタミンE がどの程度、老化をおさえられるかは、まだまだデータが不足していますか、このほかにもビタミンEには、血楕中の善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らし、血行をよくして血管壁の細胞の壁を強化し、血液中の中性脂肪を減らすなど、動脈硬化の予防にも有効だと考えられています。
現代人の典型的な生活習慣病をトータルで抑制することができる必須栄養素です。

いずれも今後の詳細な研究が待たれるところですが、ビタミンEを十分にとれば、強力な抗酸化作用にょる生体の防御作用が増すのは間違いありません。

ビタミンEが豊富に含まれる食品は、うなぎ、ほうれん草、ひまわり油、アーモンド、生イカなどです。

ビタミンE を多く含む食品

ビタミンE を多く含む食品 | ビタミン Q & A

ビタミンDの働きと作用

乳幼児の発育に必須のビタミンD

ビタミンDは、体内でつくられ、あるいは食物から摂取されて小腸から吸収され、どちらもいったんは肝臓に集められます。
次に腎臓に移って少しずつ活性化され、活性型のビタミンDに変わります。これが小腸で食物からカルシウムやリンの吸収を助け、骨へ運びます。このように、ビタミンDは、骨の発育に大切な栄養素ですが、不足すると、骨の形成に異常が生じ影響がでてきます。

とくに注意しなければならないのは、乳幼児の骨の発育です。生後2ヶ月から2歳くらいまでは「くる病」にかかりやすいからです。ビタミンDは、母乳にも牛乳にも含まれてはいません。
日光の中の紫外線が、皮膚でビタミンDをつくります。乳幼児に日光浴が必要なのは、このような理由からです。また、ビタミンDは、脂肪の中に含まれているほうが吸収率がよいこともわかっています。したがって、幼児や子どもの骨の形成不良では、日光を十分に浴びているか、ビタミンDの不足などを疑ってみる必要があります。

大人にも必要なビタミンD

ビタミンDは、カルシウム吸収のために必要な栄養素ですが、その働きは単にそのことだけでなく、太陽の光が皮膚に当たって、ビタミンDが活性化されるところに大きな効果があります。
つまり、ビタミンDは、太陽の光でその化学反応を活発にし、結果としてカルシウムの運搬役として作用することにあるのです。
こうして運ばれたカルシウムは、小腸壁を通って血液の中にもカルシウムを導きます。太陽光線によって活性化されたビタミンD は、リンの吸収にも役立つばかりか、その他のホルモン類とともに、体内でのカルシウムの分配を調整する働きも行います。ですから、カルシウムは単に成長期の子どもだけではなく、大人にとっても重要なものといえます。

カルシウム吸収には、ビタミンDが必須

人の細胞は、一生を通じてつねに入れ替わっています。そのたびにカルシウムは血液中に放出され、体外に排泄されていきます。そこであらたにカルシウムを補給しなければなりません。
このとき、ビタミンDの助けがどうしても必要となります。
もしビタミンDが欠乏すると、ほかの栄養素をどんなに摂取していたとしても、必要なカルシウムは不足したままです。
そんな状態が続くようになると、骨がやわらかくなる病気の骨軟化症や、さらには骨のカルシウムが少なくなり、骨がすかすかの折れやすくなる骨粗繋症などをおこします。骨のカルシウム不足を防ぐには、カルシウムの摂取と同時に、カルシウムの吸収をよくしなければなりません。
骨の代謝には、ビタミンDとビタミンKが作用します。ふだんからビタミンD食品をとり、皮膚を太陽にさらすことは、骨の正常な発育や強化に役立ちます。とくに年配者には、日光浴がぜひとも必要です。天気のいい日には散歩をして足腰をきたえるとともに、十分に太陽光線を浴びたいものです。

肝機能も活性化させるビタミンD

ビタミンDは、肝臓や腎臓を経て活性型になりますが、もし、肝臓や腎臓に障害がある場合にはどうすればよいのでしょうか。
肝臓や腎臓に障害があると酵素が十分に働かず、ビタミンDは、活性型にはなりません。こうなると、いくら食べ物からDをとっても何にもならないことになります。
結果的にはビタミンD不足となって、骨や歯に異常があらわれてきます。
肝臓と腎臓のうち、とくに問題なのは腎臓のほうです。肝障害の場合、軽ければビタミンDを活性化する働きはそれほど衰えませんが、腎臓に障害がある場合、たとえば慢性の腎不全ではほとんど活性化されることはありません。
では、このような人はどうすればよいのでしょうか?
そこで考えられたのが、ビタミンDをはじめから活性化して投与する方法です。これなら腎臓での活性化の行程を経なくても、十分に働きます。現在ではこの方法で腎不全の患者も、ビタミンDを十分に補給できるようになりました。ただし、ビタミンDのとりすぎは過剰症になる心配もありますから、医師と相談して投与量を調節します。
ことにビタミンDはホルモンに関係していますから、多量に摂取すると副甲状腺ホルモンの分泌をうながし、かえって骨を山弱くしてしまいます。全くの逆効果になる可能性があるので注意します。

特にビタミンDが多く含まれる食品は、かつお、本まぐろ、塩サバ、いわし、かじきなどです。

ビタミンDがたくさん含まれる食品

ビタミンDが多く含まれる食品 | ビタミン Q & A

ビタミンCの働きと作用

コラーゲン合成を促進

1932年、レモンの中に壊血病を予防する物質が含まれていることが発見され、この新しいビタミンには「抗壊血病の」という英語が縮められた、「アスコルビン酸」という名称が与えられました。

これが、ビタミンの発見順番にアルファベット名で「ビタミンC」と名づけられ、こちらのほうが現在では定着しています。私たちの体の細胞はそれぞれが「コラーゲン」と呼ばれるタンパク質でつながっていますが、ピタミンCが不足すると、体はこのコラーゲンを生成することができなくなってしまいます。
つまり、コラーゲンがなければ骨ができないように、ビタミンCがなければ骨は形成されません。
歯や骨はカルシウムだけでできていると思われがちですが、強い歯や骨をつくるにはコラーゲンが不可欠。

このため、丈夫でしっかりした歯や骨をつくるために、ビタミンCが必須ということになります。
また、血液中には何種類ものタンパク質が含まれていますが、ビタミンCは、こうしたタンパク質の仕事そのものかそれぞれ順萌にいくように、手助けもします。ですから、ビタミンCが不足すれば、これらのタンパク質もその影響を受けることになります。
ただし、ビタミンC が体内でどのように作用しているのかについては、すべてが化学的に解明されているわけではありません。

美容に優れる理由

ビタミンCそのものは、壊血病を予防するビタミンとして発見されたわけですが、現在では、そのほかにもさまざまな病気の予防や健康に役立つ機能があることがわかっています。さまざまな専門家や大学などで研究がすすめられています。
すでに、ビタミンCが、コラーゲンというタンパク質をつくるプロセスに、必要な成分であることは説明しました。
コラーゲンは約1000分子のアミノ酸の鎖が3本組み合わさって構成されています。
構成アミノ酸の中でも含有量が多いのがオキンプロリンです。このオキシプロリンをプロリンから酸化反応によってつくるのにビタミンCが必要です。
これは、逆にもいえることで、Cが欠乏して血管がもろくなると出血しやすくなりますが、これは、細い血管をしっかりさせるために必要なコラーゲンが、Cの欠乏の影響で不足するためです。
外傷などの回復にビタミンCが役立つのも、コラーゲンの生成を促進するからです。このことがビタミンCが美しい肌をつくるといわれる理由です。
ビタミンCを補給することで、コラーゲンの生成が増し、結果として肌の細胞が生き生きとすることになります。

風邪の予防効果も

抗体は、感染や病気から守ってくれる血液中の重要なタンパク質で、抗体を含む免疫組織は、風邪の原因であるウイルスの攻撃や、侵入してくるバクテリアなどに対する体の防御体制です。
ビタミンCの量が十分でない場合、この免疫組織の能力は衰退してしまいます。
ビタミンCは、体内で酸化されていく過程で、「活性酸素ラジカル」という物質を生成しますが、この活性酸素ラジカルには、風邪のウイルスの核酸を直接攻撃して破壊してしまう働きもあります。
つまり、風邪の主原因であるウイルスは、細胞と細胞をしっかり固めるビタミンCの働きで、活動をはばまれてしまうというわけです。普通、人は急激な寒さにおそわれると、体の持っている抗体の保護作用が急激に失われていきます。
つまり、突然、温度が下がると生体の抵抗力が急降下するということですが、こうしたとき、素早く新しい抗体で反撃できるかどうかは、その人の体にどれだけのビタミンCがあるかということに依存します。
そういったことからも、ビタミンCは、風邪の予防に役立つといえるでしょう。現在までの研究で、ビタミンCが風邪のウイルスそのものの働きを弱めるのではないか、あるいはウイルスによって破壊された細胞を修復し、再生をうながす働きもあるとの報告もありますが、まだまだ不明な点が多く、「風邪をひいてもビタミンCを飲めば治る」ということには、直接には結びついてはいません。
風邪をひいたときには、ビタミンC とそのほかの栄養素もとりながら養生することが肝心です。現段階では、あくまでも、ビタミンCの役目は風邪の際の栄養補強と考えるのがいいでしょう。

ビタミンCのガン予防効果について

ビタミンCそのものは、体の中でごくわずかを占める栄養素にすぎませんが、さまざまな病気に有効だとされ、ガンの予防になっていることで知られています。
ビタミンCにおいて、発ガン防止で注目される理由の1 つに、活性酸素の実害を防止する働きがあるということです。
通常、カロリーを消費するには酸素を必要としますが、そのうちの数%の酸素は体内で活性酸素となり、強い酸化力を発揮することになります。この一部が細胞を攻撃し、ついにはガン細胞に変えてしまうことがあります。そのような副作用に対しては、細胞内にあるビタミンEが防御しますが、この防御によって酸化されたビタミンEを再び還元して、くり返し防御の働きをさせるのが、ビタミンCなのです。
また、ビタミンCは、このほかにも、発ガン性物質をおさえる働きがあります。発ガン怪物質としてよく知られているものに、「ニトロソアミン」があります。ニトロソアミンは、肉や魚などの天然食品中に含まれる「亜硝酸塩」と「第2級アミン」を同時に摂取すると、体内で生成される強い発ガン性物質です。

もともと硝酸塩や亜硝酸塩は、食肉や魚肉などを加工する際、その赤色を固定し、肉の色を保持するために用いられるものですが、実は亜硝酸塩はほとんどの野菜や果物にも含まれています。ということは、日常的に知らず知らずのうちに、発ガン怪物質であるニトロソアミンに代わる食べ物をとっていることになります。
実際に、硝酸塩や亜硝酸塩を含む加工肉を大量に食べていると、胃や腸でガンができやすくなるといわれています。ところが、野菜や果物が加工肉と異なるのは、それ自体に天然のビタミンCが入っていることです。
このビタミンCニトロソアミンの生成をおさえ、発ガンを防ぐことが、すでに化学的にも証明されています。つまり、加工肉を食べる際には、同時にビタミンCが多く含まれている食品をとるようにすれば、ガンを防ぐことも可能になということです。

今後も注目されるビタミンC

ビタミンCは、このほかにも、老化防止に役立ち、ストレス、化学物質や食品添加物による生体異物などに有効に働き、体に必要だとされています。
ビタミンCは、水溶性ですから体に蓄積されません。仮に、一度に大量にとっても、利用されなかったぶんは尿とともに排泄されます。ふだんから、ビタミンCの十分な摂取を習慣化するようにしましょう。

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リボ酸とイノシトールの働きと作用

リボ酸は肝臓へ作用する

ビタミンB群の1つであるリボ酸は、ビタミン様物質の中に含まれることがあります。
リボ酸は、ビタミンB1、パントテン酸などといつしょに働き、糖やアミノ酸の代謝をスムーズにします。
また、とくに肝臓の代謝を促進するので、急性や慢性の肝炎、肝硬変、また動脈硬化にも効果があります。リボ酸には解毒作用もあるので、薬物や蛇毒、妊娠中毒症のときなどは、リボ酸を多めに摂取するとよいでしょう。
こうしたリボ酸の働きは、まだあまり知られていませんが、ぜひ注目したいビタミンといっていいでしょう。

イノシトールは神経と胃腸の働きを正常にする

あまり聞きなれないビタミンですが、ビタミンB群の仲間であるイノシトールは、細胞膜をつくっているので、レシチン(同じく、細胞膜をつくる脂質の一種) の成分といえます。
神経細胞の中に多く含まれており、神経を正常にする働きがあります。イノシトールは、パントテン酸とともに、胃腸の働きを正常にする効果もあります。
また、コレステロールの流れをよくし、動脈硬化を防ぐことができます。さらに、肝臓から脂肪を除くように作用して、脂肪肝になるのを防ぐ働きを持っています。イノシトールは体の中でつくられる貴重なビタミンですが、1日数十mg~1g程度はとるとよいでしょう。

リポ酸、イノシトールが多く含まれる食品は、ピーナッツ、キャベツ、大豆、牛レバー、鶏レバー、豚レバー、小麦胚芽です。

ビオチン(ビタミンH)の働きと作用

ビオチンは神経に深く関わり、腸内で生成される

ビオチンはごくごく最近になって発見され、「ビタミンH」とも呼ばれますが、ビタミンB群の仲間になります。
ビオチンは炭水化物からエネルギーを引き出したり、筋肉エネルギーを合成したりするために必要なビタミンです。このほか、アミノ酸や脂肪酸の代謝に関係し、甲状腺、生殖器官、神経組織、皮膚組織を維持するのに役立ちます。また、ビオチンは神経に大きく関与するビタミンともいわれ、不眠やうつ病のように憂うつ感におそわれたときにも効果を発揮します。
ビオチンは、レバーやナッツなどの食べ物にも含まれていますが、腸の中の細胞でもつくられており、人体が生み出すごくごく数少ないビタミンでもあります。そのため、抗生物質を常用していると腸内細菌の繁殖が妨げられ、欠乏する恐れがあります。
ビオチンが欠乏すると、皮膚炎などの皮膚の悪化、うつ感、疲労、青白い顔色になるなどの症状があらわれ、高コレステロール血症などになりやすくなります。

ビオチンが多く含まれる食品は、牛レバー、ビール酵母、米胚芽、果物、卵黄、ナッツ類、肉類ですが、これ以外に腸内でも生成されます。

パントテン酸の働きと作用

養毛効果も

パントテン酸は、他のビタミン類と比べると今ひとつ、なじみのないビタミンですが、実は意外なところで利用されているビタミンです。たとえば、やけどや切り傷のための軟膏にはたいていパントテン酸が使われています。また、もっと身近なところでは、養毛剤にも使われています。パントテン酸は毛根や毛髪の周囲の皮膚に影響を与え、毛の質をよくし、つやのある生き生きとした髪にする効果を持っています。こうした作用からもわかるように、パントテン酸は皮膚の栄養に深いかかわりを持っています。
元来、パントテン酸は、糖質やタンパク質、脂肪の代謝を助ける重要なビタミンです。パントテン酸は、「広く全体にわたる」といったギリシャ語から命名されたものですが、その名のとおり、すべての自然食品に含まれており、欠乏症はほとんどありません。パントテン酸は生体内の主要な働きをする酵素の補肋的な役目として働きますが、酵素と協力し合って食物を分解し、体が必要とする複雑な化合物もつくつています。
パントテン酸は、また脂肪酸の合成や赤血球形成、血糖値の調整、抗体や脳、神経組織、筋肉組織の生成にも一役かっています。

体が病気にかかるとパントテン酸の欠乏も

体が正常な時は、ほとんど欠乏症がみられないパンテトン酸も、疾病したときには、症状としてあらわれることがまれにあります。欠乏症があらわれると、足の筋肉痛やひきつけ、知覚異常をともなったりします。
また、睡眠障害、頭痛、疲労、腹痛、手足のしびれなどをまねくこともあります。また、パントテン酸はビタミンB6や葉酸とともに免疫のタンパク質をつくるので、これが不足すると、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。こうしたときには、ロイヤルゼリーをとると効果的だといわれています。

パントテン酸が多く含まれる食品は、大豆、鶏卵、牛レバー、豚レバー、脱脂粉乳、落花生などです。

ナイアシンの働きと作用

脂肪、糖質をエネルギーに変換

ナイアシンは、ナイアシンにニコチンを分解した際に生じる化合物が含まれていることから、別名ニコチン酸とも呼ばれています。
ナイアシンは糖質と脂肪をエネルギーに代える働きを持ち、消化器を健康に保つと同時に、水素をほかの化合物からとったり、加えたりするときに作用する酵素の補酵素として働きます。こうした働きはビタミンB2と同様ですが、関係する酵素はナイアシンのほうが多く、B2よりもたくさん補給する必要があります。

欠乏すると皮膚炎を起こす

ナイアシンは、体の中で、必須アミノ酸の一つであるトリプトファンからも少量つくられていますが、欠乏すると「ペラグラ」という皮膚の炎症をおこすこともあります。
ベラグラとはイタリア語で「荒れた皮膚」を意味します。タンパク質を多く含む動物性食品を豊富に食べていればおこることはありませんが、アルコールなどの過剰摂取などでかたよった食事になりがちの食習慣の人に、まれにみられるようになってきました。
このほかナイアシンが不足すると、神経的なイライラや不眠症、消化不良、頭痛、むくみ、舌の炎症などもあらわれます。また、ナイアシンは遺伝子の修復にも関係しています。
さらにはインスリンの合成にも働いているため、糖尿病にも効果的です。しかし、ナイアシンは必要量が多いため、日常的に不足しがちです。厚生省の示すナイアシンの1日の栄養所要量は10数mgですが、これは最低の必要量です。人によっては、この量では不足しているケースもあります。
精神的にストレスの多い現代人に必要なナイアシンは、1 日20~50mg、多い人の場合、100mgの人もいます。
ナイアシンを大量にとると、一時的に皮膚がかゆくなったり、ヒリヒリする人もいますが、これは過剰症ではありません。

ナイアシンが多く含まれる食品は、鶏のむね肉、鶏ささみ、鶏レバー、マグロ赤身、鰹など。

ビタミンB12・葉酸の働きと作用

赤血球生成のために欠かせない

顔色が悪い、ときどき立ちくらみがする、といった症状は、たいていは貧血からきています。青白い顔色が特徴です。
貧血対策の第一は鉄分の補給ですが、あわせてビタミンB12や葉酸を十分とる必要があります。ビタミンB12や葉酸は「増血ビタミン」ともいわれ、赤血球の形成、再生に関係しており、また欠かせません。ビタミン12と葉酸は互いに補い合って働くため、どちらか一方が不足しても赤血球が減り、貧血がおこりやすくんります。

ビタミンB12が不足すると、中枢神経や末梢神経の障害にも

ビタミンB12は、主に肝臓に蓄えられています。そのため、ビタミンB12不足でおきる貧血は鉄分不足による貧血よりも悪性で、貧血の一般症状以外に、胃腸障害や頭痛、全身の倦怠感、舌の炎症などがあらわれます。風邪気味?と勘違いしてしまう場合もあります。
このほか、ビタミンB12は神経にも関与します。中枢神経や末梢神経の障害もビタミンB12不足でおこることがあります。ボケ防止のビタミンとしても最近は、注目を集めています。

葉酸は発育促進に欠かせない

ビタミンB群の中でも発見されるのが遅かった葉酸は、最初、ホウレン草の葉から抽出され、ラテン語で菓を意味する「フォリウム」から名づけられたものです。その名のとおり、葉酸は植物の緑葉にたくさん含まれています。
葉酸はB12と同様に、遺伝物質であるDNAやRNAを構成している核酸の合成に不可欠のビタミンです。
葉酸がなければ、細胞分裂は、正常に行われません。
また葉酸は、食物中のタンパク質をアミノ酸に分解する際にも関係しています。このアミノ酸から、筋肉組織などの新しいタンパク質をつくり出しているのです。妊娠の場合のように、とくに急激な細胞分裂を必要とするときは、葉酸の必要量も多くなります。

ビタミンB12・葉酸を多く含む食品は、カキ、ニシン、チーズ、海老、大豆、牛レバー、部らレバーなどが代表的です。

ビタミン B12・葉酸のサプリメント