こんなときに必要なビタミン

シミや老化を防ぎ、 潤いのある肌 をつくる ビタミン

30歳代も半ばになると、シミや老化を防ぎ、 潤いのある肌 をつくるにはどんなビタミンを摂取したらいいのでしょうか?

素肌を美しく保つには、まずは肌が健康であることです。日頃から疲労が溜まっていたり、便秘がちだったりすると、肌があれてしまうことはよくあります。肌荒れを防ぐ方法は、心身共に健康で過ごすことだったりします。

潤いのある肌 をつくる ビタミン

潤いのある肌 をつくる ビタミン

みずみずしい肌を保つためのビタミン

加齢とともに新陳代謝は低下するので、個人差はありますが、皮膚の細胞が新しいものに生まれ変わるには、約4週間ほどかかるといわれています。

肌のターンオーバーといいますが、この新陳代謝がスムーズにできると、いつも潤いのあるみずみずしい肌でいることができるのです。

素肌の健康というのは、体の健康と密接に関係しています。腸は食べたものの栄養を吸収するので、便秘になったりすると皮膚にまで栄養が行き渡らなくなり、栄養不足で肌があれてしまいます。

栄養不足の状態といっても、内部的要因や肌のコンディションは人それぞれなので、一概にこれだけ摂っていれば大丈夫、という栄養はありません。

大切なのは、栄養素がきちんと皮膚まで届いているかということです。腸を健康に保つことで皮膚まで栄養が行き渡り、それが新陳代謝を活発にすることにつながります。

腸を健康的に活動させるためには、繊維質の豊富な根菜や緑黄色野菜などが良いです。また、肌には タンパク質 と ビタミンB群 を欠かすことができません。皮膚はタンパク質によってつくられているし、皮膚の新陳代謝は ビタミンB群 で促進されます。

この不可欠な栄養を含む食品はヨーグルトです。ヨーグルトは、牛乳よりも消化が良く、製造過程で乳糖が取り除かれているので牛乳ではお腹が緩くなってしまうという人にも大丈夫です。

さらに、ヨーグルトには カルシウム 、 乳酸菌 が豊富に含まれています。カルシウムは皮膚の抵抗力を高めてくれるし、乳酸菌には整腸効果があって、皮膚の新陳代謝を活発にしてくれます。

酸化に負けない肌をつくるビタミン

紫外線や活性酸素などによって、肌はシミができたり老化します。抗酸化作用があることで広く知られるビタミンといえば、 ビタミンC ビタミンE があります。

ビタミンCはメラニン色素の増加を抑え、沈着を防ぐ働きがあり、ビタミンEは体内の脂質が酸化するのを防ぎ、中年以降にできるシミを予防するのに効果的です。

ヨーグルトが良いと先ほど紹介しましたが、ヨーグルトには ビタミンC は含まれていません。そこで、 ヨーグルト と一緒に、 いちご や キウイフルーツ 、 みかん などの果物を合わせて食べるのがおすすめです。

ビタミンC というと、たいていは レモン や いちご といった果物が頭に浮かぶと思いますが、野菜だとピーマンにも、 レモン に負けないくらいの ビタミンC が含まれています。 ピーマン の ビタミンC は、加熱しても壊れにくく、植物系の油で調理すると、皮膚を保護するリノール酸や、末梢血管の血行を良くする ビタミンE を一緒に摂取できます。また、 ビタミンC の含有量では海苔(のり)も優れています。海苔にはほかにもビタミンB1やB2、ヨードなどが含まれていて、これらは新陳代謝を助け皮膚の再生を早めます。

美肌の味方はハトムギ

肌を美しく保つのに有効とされているのはハトムギです。シミやソバカスだけでなく、イボなどの改善にも良いとされています。ハトムギの成分は、タンパク質、脂肪、カルシウム、鉄、ビタミンB1、ビタミンB2などで、肌の新陳代謝を促し、若返らせてくれます。

ハトムギは、ハトムギ茶として市販されているので、手軽にとり入れることができます。ただし、ハトムギは体を冷やす作用もあるので、生理中や妊娠中の人は避けたほうが良いです。

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整腸とビタミン ビタミンB群の吸収が悪化してしまう

ビタミンB群 と便秘の関係性です。便秘は病気ではないからそれほど心配していない…という人、便秘が習慣化してしまってとても辛く苦しんでいる方、1日おきの排便で毎日出るといいなぁ~と思っている方、常に便秘のことを考えながら生活している方、それぞれだと思います。

便秘 で ビタミンB群 の吸収が悪くなる

ビタミンB群

ビタミンB群

昔から便秘は万病のもとだといわれていて、便秘にならないために腸の調子を整えるのはとても大切なことです。

そのためには、なんといっても毎日の食事が大事ですから、野菜や海藻といった腸に良いものを食べましょう。

体が冷えやすい人は特に冷たい食べものや飲みものを避けたほうが良いです。冷たい食べものは腸を緩ませるし、腸が冷えると便意を感じにくくなり、便秘しやすくなります。

便秘になると腸に老廃物が溜まり、血液中にも毒素が増えます。汚れた血液が全身を循環し、脳にいくと老化や認知症の原因にもなると考えられます。また、腸のはたらきが悪くなることで栄養素の吸収力が低下するのですが、ビタミンB群は特に吸収されにくくなることがわかっていて、これが体や脳の老化を引き起こすことにもなるのです。

ビフィズス菌でいつまでも若さを保つ

腸が元気で若々しいと、それは私たちの体や心にもあらわれます。腸内の善玉菌を優勢にしておくことで腸を健康に保てるのですが、そのためにはビフィズス菌が重要な役割を果たします。

ビフィズス菌を毎日摂取していると、腸内ではビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 ビタミンB12 ナイアシン などがつくられます。それなのに、便秘をしていると ビフィズス菌 は本来持っている力を発揮しないし、菌自体が死滅してしまいます。

私たちは好奇心というものを持っています。腸内にビフィズス菌がたくさんあるという状態は、私たち人間の生命力の根本となっている、物事に対しての好奇心を持続させることとつながっています。

若いうち、特に子供の頃は好奇心が旺盛なものですが、年齢を重ねるうちにいろいろな物事に対し好奇心を失ってしまったら、人生はつまらないものになってしまいます。さまざまなものにチャレンジする精神は、人間の若さを保つ秘訣だといえるでしょう。
そして、その前提にあるのが健康なのです。それを支えているのは腸内細菌で、ビフィズス菌であり、ビタミンB群でもあります。

健康でいるためには、腸の調子を整えて便秘をしないことです。1日三回、バランスの良い食事をすること。それから、適度な運動をすること。しっかり休息や睡眠をとることも大切です。リラックスする時間を確保することも大事です。

いまではドラッグストアなどでもビフィズス菌のサプリメントが購入できるので、食事で摂るのが難しいという人は、こういったものを利用するのも良いでしょう。

ビフィズス菌の大切なはたらき

ビフィズス菌は腸内で増殖し、酢酸や乳酸などが多くつくられ、これによって腸の蠕動(ぜんどう)運動が促されて、便通が正常化します。便秘の改善に使用されていた従来の薬剤では、腹痛や下痢を起こすものもありましたが、これなら、自然な便通を促すことができるのです。

多量につくられる酸は、腸内の pH 値を低下させて細菌が増殖するのを抑え、腸内細菌の異常を正します。

また、 ビフィズス菌 は菌体中に ビタミンB1 を大量に含有していますが、菌体外でも ビタミンB1 を合成します。 ビフィズス菌 の ビタミンB1 の合成能力は優れたものですが、そのほかに、 ビタミンB2 、 B6 、 B12 、ビタミンE 、 ビタミンK 、それに ニコチン酸 や パントテン酸 なども合成利用されていることがわかっています。

フローラ健康科学研究所の 善玉元気 は、厳選されたエリート乳酸菌・ビフィズス菌が発酵して生み出したエキスで(短鎖脂肪酸・必須アミノ酸、遊離アミノ酸など)が配合されています。

耳鳴り めまい 難聴 の改善には ビタミンB12

耳鳴り・めまい・難聴の症状がある人に意識してとってほしい栄養素は、ビタミンB群。なかでも、 ビタミンB12 は特に症状改善に欠かせない大事な栄養素でもあります。

ビタミンB12 耳鳴り めまい 難聴

ビタミンB12 耳鳴り めまい 難聴

ビタミンB12 の働き

ビタミンB12 は、赤血球の形成と再生を促す作用があり、神経細胞の合成・修復に働きます。中枢神経や末梢神経の機能を調整する役割もあります。

また、ビタミンB12 は補酵素(酵素をサポートする成分)として、アミノ酸代謝、核酸代謝、葉酸の代謝に関わっています。

さらに正常な赤血球の産生、脳神経および血液細胞など、多数の体内組織の機能や発達を正常に維持するために必要な栄養素です。赤血球と同色で、赤血球の形成を助ける栄養素として栄養機能食表示ができるビタミンです。

耳鳴り・めまい・難聴への効果と医療機関でも使用されている

内耳の血流を増やし、興奮する神経を鎮静化。耳鳴り・めまい・難聴の症状改善に効果を発揮します。

医療機関でも実際に、シアノコバラミンやメコバラミンといった一般名で、内服薬として処方されたり、筋肉注射に使われたり、鼓室内注入療法などの薬液に混合されたりといった形で、治療に用いられているのです。

ビタミンB12は、体内で必要量しか吸収されず、過剰摂取による健康障害の心配もありません。ぜひ、豊富に含まれる食材を積極的に活用し、症状の改善に努めてください。

また、植物性食品にはほとんど含まれておらず、厳格な菜食主義者の場合不足することがあるので注意が必要です。

ビタミンB12 は小腸で吸収される際に胃壁から分泌される「内因子」という物質を必要とするため、胃を切除された方、慢性的に胃炎がある方はこの内因子が不足することによって吸収されにくくなります。胃腸の調子があまりよくないなどの症状に悩まされている方も注意が必要です。

また加齢により、萎縮性胃炎などで胃酸分泌量が低下していることが多く、食品中に含まれる ビタミンB12 の吸収率が減少します。
光や空気によって酸化しやすい性質があるので、食品を保存する際は密閉するのが大事なポイントです。

水溶性のビタミンですので、スープなど丸ごと食べられる調理法や汁ごと使える缶詰などの利用もおすすめです。
動物性の食品や魚介類が苦手な方は不足するケースもあるので注意が必要です。

ビタミンB12がたっぷり摂れる食材

魚類
魚介類
肉類
  • 牛レバー
  • 豚レバー
  • 鶏レバー
卵と乳製品
  • 鶏卵
  • うずら卵
  • チーズ
海苔

不眠症にはビタミンB12が有効、アサリの味噌汁と納豆の朝食でOK!