こんなときに必要なビタミン

動脈硬化には ビタミンB2 & ビタミンE

動脈硬化には ビタミンB2 & ビタミンE の摂取がとても重要です。動脈硬化は「血管が硬くなり、柔軟性がなくなっている状態」です。
狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる病気を引き起こす可能性があります。

動脈硬化には ビタミンB2 & ビタミンE

動脈硬化には ビタミンB2 & ビタミンE

動脈硬化には ビタミンB2 & ビタミンE 高血圧の原因にもなる動脈硬化

動脈硬化がおこる直接の原因は、動脈の血管の内側にコレステロールが付着して、血管が狭くなるためです。

そして、この状態がひどくなると、血液の流れが悪くなるので、心筋梗塞や脳卒中、狭心症を併発します。これが動脈硬化の怖いところです。

高脂血症は特に注意

動脈硬化のおもな原因は、高血圧、糖尿病、高脂血症などです。そのほかには、肥満、喫煙、ストレス、運動不足などが、おもな要因とされています。その中でも高脂血症は、とくに注意が必要です。

高脂血症が原因の動脈硬化の場合、併発する心筋棟塞と狭心症の発症率は通常の約3倍、脳卒中が約4倍になります。高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪の割合が高い状態をいいます。これを防ぐには、動物性脂肪の摂取を控える食習慣、適度な運動をする生活習慣が重要です。

ビタミンE が欠かせない

動脈硬化は、食生活を改善すれば比較的進行をおさえることができます。そこで必要になるのが ビタミンE です。 ビタミンE には、体の中で動脈硬化の原因となる過酸化脂質の蓄積を防ぎ、血液の流れを正常にさせる働きがあります。
とくに動脈硬化の原因となる過酸化脂質は、細胞膜に含まれる不飽和脂肪酸が酸化されることで体内で生成されてしまうのですが、 ビタミンE には抗酸化作用があるので、過酸化脂質が増えるのをおさえてくれます。過酸化脂質は、血液の流れを悪くするだけでなく、皮膚にもたまってシミの原因にもなります。

血液中の余分な脂質を取り除くには ビタミンB2

ビタミンB2 は、すでにたまってしまった過酸化脂質を体内からとり除く働きをします。
すでにできてしまった血液中の余分な脂質をなくすためには、 ビタミンB2 を、そしてそれ以上増やさないためには ビタミンE を、と2つを調節しながらとるようにすれば、動脈硬化を防ぐことが可能です。

胃潰瘍 は ビタミンE ビタミンA

胃潰瘍 は ビタミンE ビタミンA の摂取が大切です。胃潰瘍に ビタミンE ビタミンA がどのように働くか紹介します。
胃潰瘍は厚生労働省の平成26年度調査時点でおよそ 29.2 万人、十二指腸潰瘍はおよそ 4.4 万人と推定されています

胃の不快な症状 胃潰瘍 は ビタミンE ビタミンA

胃潰瘍 は ビタミンE ビタミンA

胃潰瘍 は ビタミンE ビタミンA

心配ごとや悩みごとなどがで、強い精神的ストレスが原因で、 胃潰瘍 になることがあります。 胃潰瘍 とは、胃液の分泌が過剰だったり、粘膜が弱くなって、胃壁が傷ついてただれたりした状態のこです。

胃潰瘍 になったときの主な症状は、

  • 上腹部の激しい痛み
  • 胃のもたれ
  • 胸やけ

などです。
とくにその中でも、みぞおちのあたりの痛みが特徴的です。

自覚症状で最も多いのも、みぞおちの痛みです。  胃潰瘍 の場合は、食事中から食後に起こることが多く、 十二指腸潰瘍 の場合は、空腹時、特に早期に痛むことが多いです。 胸やけ、胃もたれ、吐き気、嘔吐、食欲不振を伴うこともありますが、自覚症状が全く無い人もいます。 潰瘍が進行した場合には、出血や穿孔を伴うことがあります。

空腹時や夜間などに、食べ物が消化されると痛み出します。痛みと同時に、胃がムカムカすることもあります。

また、潰瘍部分から出血すると、吐血、貧血、便が黒くなるといった症状もあらわれます。さらに、潰瘍がどんどん進行すると、コーヒーかすのような吐血をおこし、腹膜炎を併発することもあります。

胃潰瘍 の治療は、手術をすることは現在は少なく、ほとんどの場合は、薬による治療になります。薬の併用と食生活を改善するなどの治療をします。

胃壁を整える ビタミンE

ビタミンの力で胃潰瘍の進行を止めるには、 ビタミンE ビタミンA が効果的です。 ビタミンE は、弱くなっている胃壁を強くする働きがあります。

ストレスなどによってできた潰瘍は、過酸化脂質と胃の消化液が作用して、胃壁の弱いところから増加していきます。ですから、 ビタミンE でその過酸化脂質の生成を阻止し、潰瘍をできにくくするわけです。 ビタミンE は、その抗酸化作用によって過酸化脂質の増殖をおさえ潰瘍のもとをとり除きます。

胃腸の粘膜を丈夫にする

また ビタミンA は、生体膜をつくる上皮組織に関係していることから、胃腸の粘膜を丈夫にして、正常な働きを保つ力があります。そして、胃の組織をじょうぶにすることで潰瘍をできにくくします。

さらに、 ビタミンA の働きは、 ビタミンE と密接に関係しています。 ビタミンE ビタミンA の酸化を防ぎ、その働きを高めますから、一緒に摂取するとより効果があらわれます。

薬の服用と、食事でのビタミン摂取を心がけていれば、潰瘍の進行はおさえられ、胃壁は回復していきます。
そして、効果を高めるためにも、植物油を使ったレバー料理などで、必ず 2 つのビタミンをいっしょに摂取するといいでしょう。

不眠 には ビタミンB群 を積極的に

不眠 には ビタミンB群 を積極的に 摂ることで解決できる場合が多々あります。日本人を対象にした調査によれば、 5 人に 1 人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と悩んでいます。
そして加齢とともに不眠は増加します。  60 歳以上の方では約 3 人に 1 人が睡眠問題で悩んでいます。 そのため通院している方の 20 人に 1 人が不眠のため睡眠薬を服用しています。不眠症 は神経をやわらげることでその症状がおさまるので、 ビタミンB群 の持つ作用は見のがせません。

不眠 には ビタミンB群 を積極的に

不眠 には ビタミンB群 を積極的に

眠りの悩みに 不眠 には ビタミンB群 を積極的に

ストレス社会ともいわれる現代では、なかなか眠れないという症状を持つ人が増えてきています。

不眠症 は、なかなか眠れない、夜中に何度も目を覚ましてしまうなど、十分に睡眠がとれない状態をいいます。これが慢性的になると、完全な病気といえます。
不眠症 はおもに神経質な人がなりやすく、気になってしようがないことがあるとか、最後まで完璧にやらないと気がすまないなどといった完璧主義傾向の人に、強くあらわれます。不眠症は心の病気の症状でもありますから、まず自分の精神状態を知っておくことが必要です。

神経を和らげるビタミンB群

少しでも神経をやわらげたり、精神をリラックスさせる栄養素をとって、安眠できるようにする方法もあります。その栄養素が、ビタミンB群 です。睡眠は、脳の睡眠中枢が神経とホルモンを微妙に働かせることによっておこりますが、栄養のアンバランスが原因で、その働きが狂ってしまうことがあります。
そのために、ビタミンB群をとって睡眠中枢をうまく働かせることが必要になるのです。 ビタミンB1 は、神経機能を正常に働かせる効果を持っています。

ビタミンB1 が不足すると、神経異常による精神不安定がおきます。 ビタミンB6 は、補酵素として脳の代謝を助けます。
その作用が脳機能を正常に保ちます。 ビタミン12 は、中枢神経や末梢神経の働きを活性化して、つねに機能がスムーズに働くようにします。このように ビタミンB群 は、神経が正常に働くように保ってくれます。
また、これらをいっしょにとるとパワーがアップするので、かたよらないように摂取すれば、より効果的です。

不眠症 は神経をやわらげることでその症状がおさまるので、ビタミンB群の持つ作用は見のがせません。これらの栄養素を積極的にとって、神経を正常に働かせるとともに、悩みごとや気にかかつていることをとり除くようにすると、効果が上がります。

私はビタミンB群の摂取は十分だけれど 不眠症 という方に

ビタミンB群の摂取は十分に行えているが、どうしても不眠に悩まされてしまうという人は、クラシック音楽を就寝前に聞くと緊張がほぐれ、副交感神経優位の 「 眠りモード 」 に入ることができます。
快眠のためのリラックスできるクラシック音楽CD(一覧)などから興味のありそうなCDなどを選ぶといいでしょう。モーツァルトのベストなどは科学的にも入眠効果が高いことが証明されています。