現代女性に不足しているミネラル マグネシウム カリウム

不快な症状がある女性は、まず、 マグネシウム カリウム を摂取してみましょう。ミネラル不足はどういった症状を招くのでしょうか?

マグネシウムは女性のための最強ミネラル

PMS(月経前症候群)で心も体も調子が悪い、いつも疲れが取れにくい、便秘が続いている、こういった女性を悩ますさまざまな症状を改善するのに役立つのが、 マグネシウム です。

マグネシウム にがり

マグネシウム にがり

マグネシウム は現代人に一番不足しがちなミネラルだといわれていて、さまざまな不調の原因のひとつだと考えられています。
体を動かすために必要な300を超える代謝酵素にかかわっていて、生活習慣病を予防して、健康で長生きするために欠かせないマグネシウムが、体調を整える鍵を握っているのです。

マグネシウム の大きな効果には次の3つがあります。

  1. PMS(月経前症候群)や慢性的な疲労を緩和する
  2. インスリンの感受性を正常に保つ、血圧を下げる
  3. 代謝を上げ、ダイエットに役立つ

こうした大切な栄養素であるマグネシウムですが、日本人には慢性的にマグネシウムが不足しています。その原因は、昔と比べ欧米化した食生活にあります。

マグネシウム の補給で不調を改善

特に女性にとってうれしい効き目のあるマグネシウムですが、マグネシウム不足による体の不調を生じないためには、やはりマグネシウムを多く含む食材を食べるようにすること。緑黄色野菜や海藻類、玄米などを意識して摂取したいところです。しかし、忙しい現代人は外食も多く、食事だけでじゅうぶんな量を摂取するのは難しいでしょう。

マグネシウムが多く含まれる食材

マグネシウムは、藻類、魚介類、穀類、野菜類、豆類などに多く含まれています。
かりに多く摂取してしまっても心配いりません。過剰分は尿中に排泄されるので通常の食事では過剰症になることはありません。

しかし、腎機能が低下している場合には高マグネシウム血症が生じやすくなり、血圧低下、吐き気、心電図異常などの症状が現れます。

また、ダイエットや便秘などに効果があるといって摂取されている にがり (主成分は塩化マグネシウム)やサプリメントなど、通常の食事以外でマグネシウムを過剰に摂取すると、下痢を起こすことがあります。

一般的な食品スーパーなど身近なところで購入できる食品で、調理しやすく、日常的に摂取しやすい食品は以下のとおりです。海産物が主です。

  • あおさ
  • あおのり
  • 刻み昆布
  • カットわかめ

サプリメントなら カルシウム と一緒に摂る

カルシウム 牛乳

カルシウム 牛乳

サプリメントを利用するなら、どのくらいの量を摂ればよいのかというと、1日の目安量としては100~200 mg です。これを、2~3回に分け、食後に摂ると吸収が良くなります。

市販されている マグネシウム のサプリメントは、ほとんどが カルシウム と一緒になっています。

例えば、 カルシウム は マグネシウム が無いと骨をつくることができないように、 カルシウム と マグネシウム は協同で体内で働くことがその理由です。

マグネシウムは、一度にたくさん摂ると、人によっては便が緩くなることがあるので注意しましょう。そして、腎臓や心臓の病気がある人、また医師の処方した薬をのんでいる人は、医師と相談のうえ摂るようにしましょう。

マグネシウム の補給に便利な にがり

マグネシウム の補給には、サプリメントのほか、 にがり が便利です。海水から自然塩をつくる時に、塩を抜いた後に残る液体が にがり ですが、主成分の マグネシウム のほか、ミネラルをなんと80種以上も含むといわれています。
市販されている にがり は、液体がほとんどなので、サプリメントに比べ体内に吸収されやすいという利点があります。

ただし、 にがり は海水が原料なので、 マグネシウム のサプリメントと同様、塩分制限が必要な人は、ナトリウムの量が少ない にがり が最適です。

天海のにがり 日本人に不足のマグネシウム にがりで補う

ビタミン剤 について(選び方)

最近増えている ビタミン剤 。錠剤タイプのものからドリンク剤まで種類も豊富ですが、あくまで食品の補助としてとり入れるのが、より効果的といえます。基本は、食事に重点をおくことでビタミン剤も上手に活用できます。

ビタミン剤

ビタミン剤

ビタミン剤 は、天然と化学合成の2種類

非常にたくさん生産されている ビタミン剤ですが、ものによってはその原料が異なってきます。天然のものを原料としてつくられているものと、化学合成によってつくられているものとがあります。

以前は天然のものから作られていたようですが、最近になって技術の向上とともに、大量生産が可能になり、化学合成によってつくられるようになってきたのです。

その天然と化学の違いはさほどありません。ただし、ビタミンEは、質のよい天然ものが効果的といわれています。

食品の補助として活用

高価なビタミン剤を服用しているから体にいいというわけではありません。ビタミン剤は食品の補助的な役割として飲むようにしたほうがよいでしょう。

また、体がこれからどんどん成長する子どもがビタミン剤に頼るということは、決して望ましいとはいえません。

ビタミン剤 の選び方

ビタミン剤にもさまざまなタイプのものがあります。いちばん多いのは、錠剤のビタミン剤です。そのほかにも、ドリンク剤やカプセルになったものがあります。

これらは、同じ成分でも体への吸収率によって違いが出てきます。吸収率のよい順番は、ドリンク剤、顆粒、カプセル、錠剤の順になります。体への吸収が早いほど、その効きめも早くあらわれてきます。

すぐに疲れを取りたいときは、スポーツをする直前のときなどには、速効性を考慮してドリンク剤を服用するとよいでしょう。

表示に注意する

表示についても、注意しておく必要があります。ビタミンA、B、C は通称であって、それぞれ化学名というものを持っています。ビタミン剤によっては、その化学名で表示されている場合もありますから、化学名も覚えておくと便利でしょう。

ビタミン Q & A

ビタミンB2をしっかり食事で摂りたい

ビタミンB2 をしっかり食事で摂りたい 時の食事の注意点やたっぷり摂る際にどんな食事をすればいいのでしょうか?

ビタミンB2を食事で摂りたい うなぎが豊富

ビタミンB2を食事で摂りたい うなぎが豊富

調理不要でそのまま食べられる食品が多い

ビタミンB2 は、ウナギやレバー、卵などに豊富に含まれています。しかも、牛乳や卵、納豆など、加熱しないでそのまま食べられる食品が多く、すぐに簡単にとることのできるものがたくさんあります。

とくに納豆は、質のよいタンパク質でもあります。B2 で見逃せないのは魚の皮です。種類にもよりますが、皮には意外に B2 の豊富な種類の魚が多くあります。バランスから考えても、1尾をきれいに頭からしっぽまで食べたほうが、いろいろな栄養がとれます。

ビタミンB2を多く含むのは

好き嫌いがはっきりしている納豆ですが、栄養がたくさん詰まった最高の食品であるということを知っておきましょう。納豆にはタンパク質や、カルシウム、鉄分、ビタミン B1B2、といった栄養素が含まれています。その中でも、ビタミンB2の多さは、大豆に比べると約2倍にもなるのです。
みそ汁には、きざんだ納豆を入れた納豆汁もおいしく栄養満点です。

ビタミンB2 を豊富に含む食品一覧

  • 干しヤツメウナギ
  • 生ヤツメウナギ
  • 豚レバー
  • アマノリ干し海苔
  • アマノリ焼き海苔
  • アマノリ味付け海苔
  • 干し岩海苔
  • 鶏レバー
  • 干し椎茸
  • 乾燥わかめ
  • きくらげ
  • スキムミルク