物忘れには ビタミンB1

物忘れには ビタミンB1 の摂取が欠かせません。ある年齢になると急に人の名前がおもいだせなくなったりします。あの~ えーと~が多くなります。

物忘れには ビタミンB1 物忘れがひどくなったなぁ~と思ったら

物忘れには ビタミンB1
物忘れには ビタミンB1

人間は加齢により誰もが、しだいに体が衰えてきます。外見であれば徐々に進む老化が見てわかるのですが、体の内面、とくに脳の中だとわかりづらく、物忘れがはげしくなったことでようやく老化に気づいたりするものです。

こうした老化は、その人にとってショックが大きく、受け容れにくいものでもあります。
若い人でも、疲れていたりすると、脳の働きが低下して、さっきまで何かやらなくてはと思っていたことを、一瞬で忘れてしまうこともあります。

神経疲労による物忘れに はビタミンB1

脳神経が疲労すると、物忘れがおこりがちになります。これを正常な働きにするためには、 ビタミンB1 が効果的です。 ビタミンB1 は、食物の中の糖質を燃焼させて、エネルギーをつくり出します。エネルギーは各器官を動かすことはもちろんのこと、細かな神経も動かしています。

ですから、気を遣いすぎると疲れるというように、神経もエネルギーを消費しているのです。このように、 ビタミンB1 はエネルギーを生産して神経の働きを正常に保つ作用をするので、物忘れを解消してくれるのです。

ビタミンB群は神経に作用する

また、 ビタミンB1 だけではなく、そのほかのB群も同じように神経の働きを高める作用を持っています。B群も神経の働きを高めます。

また、ビタミンB群は、まとめて摂取すると、よりその作用を高めることができます。 ビタミンB1 にこだわらずに、そのほかのB 群もとるように習慣化します。

動脈硬化には ビタミンB2 & ビタミンE

動脈硬化には ビタミンB2 & ビタミンE の摂取がとても重要です。動脈硬化は「血管が硬くなり、柔軟性がなくなっている状態」です。
狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる病気を引き起こす可能性があります。

動脈硬化には ビタミンB2 & ビタミンE
動脈硬化には ビタミンB2 & ビタミンE

動脈硬化には ビタミンB2 & ビタミンE 高血圧の原因にもなる動脈硬化

動脈硬化がおこる直接の原因は、動脈の血管の内側にコレステロールが付着して、血管が狭くなるためです。

そして、この状態がひどくなると、血液の流れが悪くなるので、心筋梗塞や脳卒中、狭心症を併発します。これが動脈硬化の怖いところです。

高脂血症は特に注意

動脈硬化のおもな原因は、高血圧、糖尿病、高脂血症などです。そのほかには、肥満、喫煙、ストレス、運動不足などが、おもな要因とされています。その中でも高脂血症は、とくに注意が必要です。

高脂血症が原因の動脈硬化の場合、併発する心筋棟塞と狭心症の発症率は通常の約3倍、脳卒中が約4倍になります。高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪の割合が高い状態をいいます。これを防ぐには、動物性脂肪の摂取を控える食習慣、適度な運動をする生活習慣が重要です。

ビタミンE が欠かせない

動脈硬化は、食生活を改善すれば比較的進行をおさえることができます。そこで必要になるのが ビタミンE です。 ビタミンE には、体の中で動脈硬化の原因となる過酸化脂質の蓄積を防ぎ、血液の流れを正常にさせる働きがあります。
とくに動脈硬化の原因となる過酸化脂質は、細胞膜に含まれる不飽和脂肪酸が酸化されることで体内で生成されてしまうのですが、 ビタミンE には抗酸化作用があるので、過酸化脂質が増えるのをおさえてくれます。過酸化脂質は、血液の流れを悪くするだけでなく、皮膚にもたまってシミの原因にもなります。

血液中の余分な脂質を取り除くには ビタミンB2

ビタミンB2 は、すでにたまってしまった過酸化脂質を体内からとり除く働きをします。
すでにできてしまった血液中の余分な脂質をなくすためには、 ビタミンB2 を、そしてそれ以上増やさないためには ビタミンE を、と2つを調節しながらとるようにすれば、動脈硬化を防ぐことが可能です。

胃潰瘍 は ビタミンE ビタミンA

胃潰瘍 は ビタミンE ビタミンA の摂取が大切です。胃潰瘍に ビタミンE ビタミンA がどのように働くか紹介します。
胃潰瘍は厚生労働省の平成26年度調査時点でおよそ 29.2 万人、十二指腸潰瘍はおよそ 4.4 万人と推定されています

胃の不快な症状 胃潰瘍 は ビタミンE ビタミンA

胃潰瘍 は ビタミンE ビタミンA
胃潰瘍 は ビタミンE ビタミンA

心配ごとや悩みごとなどがで、強い精神的ストレスが原因で、 胃潰瘍 になることがあります。 胃潰瘍 とは、胃液の分泌が過剰だったり、粘膜が弱くなって、胃壁が傷ついてただれたりした状態のこです。

胃潰瘍 になったときの主な症状は、

  • 上腹部の激しい痛み
  • 胃のもたれ
  • 胸やけ

などです。
とくにその中でも、みぞおちのあたりの痛みが特徴的です。

自覚症状で最も多いのも、みぞおちの痛みです。  胃潰瘍 の場合は、食事中から食後に起こることが多く、 十二指腸潰瘍 の場合は、空腹時、特に早期に痛むことが多いです。 胸やけ、胃もたれ、吐き気、嘔吐、食欲不振を伴うこともありますが、自覚症状が全く無い人もいます。 潰瘍が進行した場合には、出血や穿孔を伴うことがあります。

空腹時や夜間などに、食べ物が消化されると痛み出します。痛みと同時に、胃がムカムカすることもあります。

また、潰瘍部分から出血すると、吐血、貧血、便が黒くなるといった症状もあらわれます。さらに、潰瘍がどんどん進行すると、コーヒーかすのような吐血をおこし、腹膜炎を併発することもあります。

胃潰瘍 の治療は、手術をすることは現在は少なく、ほとんどの場合は、薬による治療になります。薬の併用と食生活を改善するなどの治療をします。

胃壁を整える ビタミンE

ビタミンの力で胃潰瘍の進行を止めるには、 ビタミンE ビタミンA が効果的です。 ビタミンE は、弱くなっている胃壁を強くする働きがあります。

ストレスなどによってできた潰瘍は、過酸化脂質と胃の消化液が作用して、胃壁の弱いところから増加していきます。ですから、 ビタミンE でその過酸化脂質の生成を阻止し、潰瘍をできにくくするわけです。 ビタミンE は、その抗酸化作用によって過酸化脂質の増殖をおさえ潰瘍のもとをとり除きます。

胃腸の粘膜を丈夫にする

また ビタミンA は、生体膜をつくる上皮組織に関係していることから、胃腸の粘膜を丈夫にして、正常な働きを保つ力があります。そして、胃の組織をじょうぶにすることで潰瘍をできにくくします。

さらに、 ビタミンA の働きは、 ビタミンE と密接に関係しています。 ビタミンE ビタミンA の酸化を防ぎ、その働きを高めますから、一緒に摂取するとより効果があらわれます。

薬の服用と、食事でのビタミン摂取を心がけていれば、潰瘍の進行はおさえられ、胃壁は回復していきます。
そして、効果を高めるためにも、植物油を使ったレバー料理などで、必ず 2 つのビタミンをいっしょに摂取するといいでしょう。