精神・神経の不安定とビタミン

精神・神経の不安定とビタミン はどのような関係性にあるのでしょうか?

ある大学の教授がおこなった、 ビタミンB1欠乏症 の研究があります。それによると、アルコール類を多く摂取したときに起こる精神の異常は ビタミンB1 の欠乏症から起こる障害で、中枢神経症状でいうと痴呆や妄想などの精神に関わるものであるのに対して、同じ ビタミンB1 の欠乏でも、食事で不足した場合に起こる脚気(かっけ)のように、精神異常ではないものもあります。

精神・神経の不安定とビタミン
精神・神経の不安定とビタミン

アルコール以外にも、清涼飲料水の飲み過ぎやインスタント食品の食べ過ぎでも、 ビタミンB1 が欠乏します。これらの食品には糖質が多く含まれるのですが、それを分解するのに ビタミンB1 が欠かせないのです。

https://www.vitamin-qa.info/2019/12/23/post-691/

ビタミンB1 の排出についてみてみると、例えば、成人男性が徹夜で麻雀をしたあとには、尿中に排出される ビタミンB1 の量が通常の2倍に増えるというデータもあり、現代人の食生活の悪さのほか、生活リズムの乱れでも、体外に ビタミンB群 が排出され不足してしまうのに拍車がかかっています。

ビタミンB6 の欠乏で音に過敏になる

日本人の食生活が欧米化し、肉をよく食べ野菜が不足しがちだったり、インスタント食品で手軽に済ませるような食事を続けていると、 ビタミンB1 や B6 、ニコチン酸 などが欠乏し、脳の中枢神経に大きな障害を与えることがわかっています。

ビタミンB1 が極端に不足することで、脳の神経細胞内での糖の代謝がうまくできなくなって、脳神経障害につながります。

また、 ビタミンB6 は体の中でアミノ酸を変化させて、脳神経にさまざまな刺激を送るセロトニンやガンマアミノ酪酸などの伝達物質を生成しているので、不足するとこれらの物質が合成されず、神経が過敏になります。

動物を使った実験結果ですが、極端にビタミン B1 や B6 を欠乏させた場合、音に対する過敏症を引き起こすことがわかっています。

ビタミンB群の一種のニコチン酸も脳の働きに重要な作用をしていて、不足すると、不眠やめまい、幻聴、錯乱といった精神的変調を起こすこともあります。

私たちの周りにあるさまざまな音や光が物理的ストレスとなって、脳内のビタミンの過剰な消耗と食事からの栄養不足と合わさることで、家庭内暴力や精神錯乱を伴う犯罪に発展してしまう可能性があるのです。

活性酸素とビタミン

騒音というのが人間にとってとても大きなストレスになることは、誰もが経験しているでしょう。それでは、この騒音によって脳内にどのような変化が起こるのでしょうか。

これについての研究では、騒音によって脳のアンモニアや尿中の ビタミンB1 が増加すること、臓器中の ビタミンB1 が消耗することなどがわかっています。また、脳の神経伝達物質の合成や分解においても変化が起こります。持続的な神経の興奮によって、脳の中では有害な活性酸素が増えていきます。そして活性酸素が発生すると脳内に過酸化脂質がたまっていくのです。

過酸化脂質に対しては、ビタミンC などの抗酸化作用のあるビタミンを日頃からじゅうぶんに摂取できていれば、脳内での発生をある程度抑えることができるといいます。

ビタミンで花粉アレルギーを防ぐ

現代人のツライ症状のひとつに花粉症があります。 ビタミンで花粉アレルギーを防ぐ ことはできるのでしょうか?去年まではなんともなかったのに今年から花粉症デビューしてしまった…という人も多いでしょう。

ビタミンで花粉アレルギーを防ぐ
ビタミンで花粉アレルギーを防ぐ

花粉症 のつらい 症状 といえば、くしゃみ 、 鼻水 、 目のかゆみ 。鼻のかみ過ぎでティッシュペーパーが何枚あっても足りないし、赤くなるし、ヒリヒリ痛くなる。症状を少しでも和らげようと薬を使ってみたり

根本的に治す方法を模索したりと、多くの人が花粉のアレルギーに悩んでいることでしょう。

花粉症というのは、アレルギー性疾患の一種です。スギの花粉が鼻などの粘膜に入ると、異物を食べるマクロファージという細胞がそれらを処理し、血液中にスギ花粉に対抗する免疫グロブリンを増加させる信号を出します。そうすると、皮膚のマスト細胞から、アレルギー物質のヒスタミンが過剰に生産されて、さまざまな症状が引き起こされるのです。

花粉アレルギー は、 ストレス と大きく関係しています。 アレルギー源 に直接触れなくても、ほかに何らかの苦痛を受けたことによって アレルギー の症状が出たという実験のデータもあるといいます。

これは、鼻の粘膜の炎症と血管の拡張は、心因性の原因によって引き起こされるためです。

日本でスギの花粉症が非常に多く流行しはじめたのは、高度経済成長の結果、衣食住すべてにおいてアメリカ型の生活様式が定着していった時期です。

一方、 花粉 や ちり などのアレルギー源が非常に多いのにかかわらず、未開発の地ではアレルギー患者があまり見られないのです。これは、生活すべてが文明の便利さに染まることがアレルギーの原因となっているのではないかと考えられます。

まずは現在の食生活を改め、昭和40年代よりも前の素朴な食事に戻すことが、花粉アレルギーの予防のカギとなることを知っておきましょう。

https://benpi-guide.net/chouplus/archives/51

ビタミンで花粉アレルギーを防ぐ

ビタミンの働きも花粉症には重要な役割を果たす バランスが大切

アレルギーを防ぐには便秘をしないこと

花粉アレルギーに、便秘は大敵です。というより、花粉アレルギーに限らず、便秘はほかのすべてのアレルギーをひどくします。というのも、便秘になると要らないものが体外へ排出されず、腸から吸収されるアレルギー源が増えてしまうからです。便通を良くし、腸内で異常発酵を起こさないよう気をつけましょう。

便秘を防ぐには、主食を含めてタンパク質を摂り過ぎないようにします。また、肉類、魚介類のほかに、主食になる玄米や蕎麦、ヒエ、アワなどといった雑穀、さまざまな豆類までをタンパク源として上手にメニューに取り入れましょう。

食物繊維を含んだタンパク食は特に便秘を防ぎ、アレルギーの症状を楽にしてくれます。

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ビタミン パワー に プラス して血管の炎症を起こす食品を避ける

副腎からのホルモンの分泌が順調にいき、ストレスに強くなると、それだけでも花粉アレルギーの症状は軽くなるといいます。副腎皮質ホルモンの分泌を盛んにするには、 ビタミンA  、 ビタミンB群 ビタミンC 、それからカルシウムや鉄分を豊富に含んだ乾物、豆類、緑黄色野菜を、じゅうぶんに摂取するよう心がけましょう。

アレルギーをもつ人は、アルコールを摂取することで症状がひどくなりますから、血管が炎症を起こすアルコール類は避けたほうがよいです。

できるだけ避けたいものは、ほかにもあります。例えば、揚げものなどの油料理や高カロリーの食事は、炎症をひどくするもとです。

肉を使った料理なら、ささ身やヒレ肉など脂肪の少ない部分を選びましょう。香辛料を使ったり、塩分の多い食事でも炎症がひどくなることがあるので控えたほうがよいでしょう。
体を温めることで免疫力も高めることができるので、冷え性体質の人は 靴下の重ね履き「冷え取り靴下」  もおすすめです。

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血液サラサラとビタミン

血液サラサラ に保つことはあらゆる情報で登場します。血管の損傷を防いで、生活習慣病や突然死から自分のからだを守るには、まず、毎日の食生活を改善しなければなりません。それも、どんなストレスにも負けないような健康なからだをつくる食生活を送ることが求められます。

現在の日本人の欧米化されてしまった食生活では、肉食が中心、脂肪と糖の摂り過ぎによってカロリーはじゅうぶんでありながら、野菜不足でビタミン・ミネラルの摂取量が足りていないという人が多いのです。

血液サラサラ
血液サラサラ

外食の多い人は特に、こういったアンバランスな栄養摂取をしがちになります。そのうえ、仕事や家庭の問題などストレスを抱えることは山のようです。

ストレスがたまると、喫煙者ならたばこの量が自然と増えるでしょう。お酒を飲む量も増えたり、飲みたくなくてもお酒を飲まなければならない機会も多くあるでしょう。そして、睡眠をきちんととることが難しくなります。

私たちのからだは、ストレスが強くたくさんかかったり、たばこの吸い過ぎなどで、血液を凝固させやすいトロンボキサンA2という物質が大量に発生するため、動脈硬化や心筋梗塞、狭心症を引き起こしやすくなります。

これらを防ぐには、背の青い魚を食べることです。アジ、イワシ、サバ、サンマといった背の青い魚には、血液をサラサラにするはたらきがあるEPA(エイコサペンタエン酸)がとても豊富に含まれています。

そのほか、 ビタミンCビタミンE 、ナイアシンなどにも血液の凝固を防ぐはたらきがあります。

血管を守るという点からみると、からだにとって有害な過酸化脂質やLDLコレステロールを発生させないためには、ビタミンEやセレニウムが必要です。この2つを同時に摂取することによって、大きな力が発揮されるのです。そして、この2つの栄養素が豊富に含まれているのが雑穀です。雑穀は日本人が昔から食べてきたもので、精白していない玄米、麦、アワ、ヒエなどには、欧米食には不足しがちな ビタミンB群 も豊富に含まれています。

血管の細胞膜を保護するはたらきをもつ ビタミンC や 銅 も、積極的に摂取したい栄養素です。 ビタミンC はストレスがあると速く消耗されてしまうので、多めに摂ることが大切です。葉もの野菜や果物なら柑橘類、いちご、キウイフルーツなどにもたくさん含まれています。

https://www.vitamin-qa.info/2014/04/19/post-124/