頑固な便秘には ビタミンC が効果大です。便秘には食物繊維や水分摂取など効果のある方法はかなりたくさんありますがビタミンC にも便秘解消効果があります。
頑固な便秘には ビタミンC を摂取する
便秘は女性に多く 3 人に 1 人が悩まされています。便秘は排便がない状態をいいますが、ただそれだけではありません。排便は 1 日 1 回あるというのが理想です。 1 日便が出なかったから便秘ということではなく、毎日便通のある人が 3 ぐらいなくて、おなかが張ってしまうというような不快感があるのも便秘といえます。
また、毎日排便があっても、便が固くて量も少ないという状態も便秘といいます。いつもすっきりしない人も便秘です。
便秘の種類は こちら を読むと詳しくわかります。
腸の動きが鈍くなると便秘になる
では、どうして便秘になってしまうのでしょうか?おもな原因は、腸の動きがにぶくなっていることや、栄養不足、消化不良、食べすぎ、水分不足、運動不足や環境の変化などです。つまり、便秘は腸の運動をもとに戻せばよいのです。
食物繊維や ビタミンC が便秘解消になる理由
食物繊維をとれば便秘は改善します。食物繊維には、消化されなかった老廃物に水分を与えてやわらかくし、体外へ排泄する働きがあるからです。
そのほかに、 ビタミンC は便秘を解消する働きがあります。野菜や果物に多く含まれている ビタミンC には、腸内細菌を増やす作用があります。腸内細菌の中でも、乳酸菌がよく知られていますが、この乳酸菌が腸の動きを活発にし、便通をよくして便秘を解消します。この乳酸菌は、ビタミンCによって腸の中で増えたり減ったりするのです。増えすぎると下痢をおこすというくらい、ビタミンCの量によって、乳酸菌の増減が調整されています。
野菜をたっぷり食べて自然なお通じを
食物繊維と ビタミンC は、野菜に含まれていることが多いので、野菜を食べることによって、この 2 つの栄養素を同時に摂取することができ、便秘の解消になります。
便秘解消に有効なトクホのイサゴールなどは、効き過ぎてしまい便秘から下痢になる人もいますがこれは食物繊維をたくさん摂ったために下痢になってしまった状態です。
イサゴールの量を減らせば通常に戻ります。
なかなか便秘が解消されない体質の人は普段から真水を多めにとるようにするといいでしょう。食物繊維は消化されると腸内で水分を吸収し膨らみますが、水分が足りないと十分に膨らむことができません。
また、下剤に頼れば、便秘はてっとり早く解消できますが、薬を飲み続けると、しだいに体が薬に慣れてきてしまって、効きめが弱くなります。
また、習慣化してしまい、便秘薬がないと排泄できなくなってしまいます。また、ほんの少量でも下痢をしてしまう人もいて量の調整は 1 回でうまくいくとは限りません。
便秘薬の副作用についてはこちらです。
ですから、 ビタミンC と食物繊維を含む野菜をたくさん摂取して、自然な便通ができる体にしたほうがよいのです。旅行や入院など特別な場合にだけ下剤を使うようにし、普段は自力で排泄できるように習慣づけておくことが大切です。野菜は火を通してしまうと ビタミンC が失われてしまうのでゆでる際にはさっと火を通す程度がいいでしょう。
慢性的な便秘は肥満のもとにもなりますし、吹き出物やにきびをつくったり、胃腸障害などのトラブルをまねいたりします。
ただの便秘だからといって放っておかずに、早めに対処するようにしましょう。慢性の便秘が解消すると、肩こりや頭痛が改善してしまう人もたくさんおられます。