ビタミンの効能・効果

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糖尿病にはビタミンB6

糖尿病は、成人病の中でも代表的な病気です。国内では、270万人もの糖尿病患者さんがいらっしゃいます。正しい知識を持って対処していかなければなりません。

すい臓からのインスリン不足

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、十分に分泌されなかったり、まったく分泌されなくなることでおこる病気です。
インスリンが分泌されなくなるはっきりした療因はわかっていません。遺伝的に糖尿病になりやすい家系であるといったことも考えられますが、肥滴や運動不足、ストレスなどが引き金になっていることもあります。
膵臓から分泌されるインスリンの働きは、体内にある糖質を燃焼させて、エネルギーをつくり出すときに作用します。インスリンが不足すると、ブドウ糖がエネルギーに代えられないので、血液中に滞ってします。
よく、血糖値が上がると糖尿病の疑いがあるといわれるのは、この状態のことをいっているのです。そして、症状が進行すると、血液だけでなく尿からも糖が排出されてしまいます。
糖尿病のおもな症状は、体がだるく、ひどく疲れやすくなったり、水を飲んでもすぐのどが渇いて水分が欲しくなり、そのためにトイレに行く回数が増えたりします。また、症状が進むと、食べても食べてもやせていくというような症状もあらわれます。

ビタミンB6がインスリンの促進を促す

糖尿病は、インスリンが分泌されないためにおこりますが、そのインスリンの分泌を活発化させるためには、ビタミンB6が必要となります。ビタミンB6には、アミノ酸を増やす酵素の働きがあります。
そして、インスリンはアミノ酸の助けを借りて膵臓で生成されます。ビタミンB6が不足すると、インスリンの生成を抑制する物質が発生してしまいます。ですから、インスリンの分泌には、ビタミンB6が必要不可欠となるのです。
今までは糖尿病の治療というと、食事療法やインスリンの投与がおもなものでしたが、最近ではビタミンB6の投与も行われています。
食べ物からの摂取だけでは足りないので、医師の指導のもとで錠剤などを服用することになります。そのほか、食事療法や適度な運動、インスリンの投与など、基本的な治療もあわせて行うことになります。ビタミンB6だけを摂取していればコントロールできるというわけではないの医療機関の受診は必須となります。

頑固な便秘にはビタミンCを

ビタミンCを摂取する

便秘は女性に多く、3人に1人が悩まされています。便秘は排便がない状態をいいますが、ただそれだけではありません。排便は1日1回あるというのが理想です。1日便が出なかったから便秘ということではなく、毎日便通のある人が3日ぐらいなくて、おなかが張ってしまうというような不快感があるのも便秘といえます。

また、毎日排便があっても、便が固くて量も少ないという状態も便秘といいます。いつもすっきりしない人も便秘です。
便秘の種類はこちらを読むと詳しくわかります。

腸の動きが鈍くなると便秘になる

では、どうして便秘になってしまうのでしょうか?おもな原因は、腸の動きがにぶくなっていることや、栄養不足、消化不良、食べすぎ、水分不足、運動不足や環境の変化などです。つまり、便秘は腸の運動をもとに戻せばよいのです。

食物繊維・ビタミンCが便秘解消になる理由

食物繊維をとれば便秘は改善します。食物繊維には、消化されなかった老廃物に水分を与えてやわらかくし、体外へ排泄する働きがあるからです。

そのほかに、ビタミンCは便秘を解消する働きがあります。野菜や果物に多く含まれているビタミンC には、腸内細菌を増やす作用があります。腸内細菌の中でも、乳酸菌がよく知られていますが、この乳酸菌が腸の動きを活発にし、便通をよくして便秘を解消します。この乳酸菌は、ビタミンCによって腸の中で増えたり減ったりするのです。増えすぎると下痢をおこすというくらい、ビタミンCの量によって、乳酸菌の増減が調整されています。
ビタミンCを多く含む食品 はこちら。

野菜をたっぷり食べて自然なお通じを

食物繊維とビタミンCは、野菜に含まれていることが多いので、野菜を食べることによって、この2つの栄養素を同時に摂取することができ、便秘の解消になります。
便秘解消に有効なトクホのイサゴールなどは、効き過ぎてしまい便秘→下痢になる人もいますがこれは食物繊維をたくさん摂ったために下痢になってしまった状態です。イサゴールの量を減らせば通常に戻ります。
なかなか便秘が解消されない体質の人は普段から真水を多めにとるようにするといいでしょう。食物繊維は消化されると腸内で水分を吸収し膨らみますが、水分が足りないと十分に膨らむことができません。

また、下剤に頼れば、便秘はてっとり早く解消できますが、薬を飲み続けると、しだいに体が薬に慣れてきてしまって、効きめが弱くなります。また、習慣化してしまい、便秘薬がないと排泄できなくなってしまいます。また、ほんの少量でも下痢をしてしまう人もいて量の調整は1回でうまくいくとは限りません。
便秘薬の副作用についてはこちらです

ですから、ビタミンCと食物繊維を含む野菜をたくさん摂取して、自然な便通ができる体にしたほうがよいのです。旅行や入院など特別な場合にだけ下剤を使うようにし、普段は自力で排泄できるように習慣づけておくことが大切です。野菜は火を通してしまうとビタミンCが失われてしまうのでゆでる際にはさっと火を通す程度がいいでしょう。

慢性的な便秘は肥満のもとにもなりますし、吹き出物やにきびをつくったり、胃腸障害などのトラブルをまねいたりします。ただの便秘だからといって放っておかずに、早めに対処するようにしましょう。慢性の便秘が解消すると、肩こりや頭痛が改善してしまう人もたくさんおられます。

口内炎にはビタミンB6

体の重要な部分をつくる栄養素として、大切な働きをするのがタンパク質。タンパク質は、20種類以上のアミノ酸が結合してできたものです。
そのタンパク質を体内で代謝するのに必要なのが、アミノ酸です。さらに、そのアミノ酸を代謝するのに必要なのが、ビタミンB6になります。
つまり、体を構成する骨や血液、筋肉は、タンパク質→アミノ酸→ビタミンB6いう密接な関係があって成り立っているのです。この中で、ビタミンB6は生命活動において、重要な役割を持っています。

口内炎は体内トラブルの危険信号

口の中にできる口内炎は、ビタミンB6が不足しておこります。あまりたいしたことではないと思われがちですが、口内炎ができるということは、体に何らかのトラブルがおきているという信号なのです。
これには、いろいろな種類の口内炎がありますが、重症になると激しい痛みが出てきて、食べることもできなくなってしまいます。
口内炎は、口の中が不潔であったり、胃腸に障害があったり、栄養のアンバランス、精神的なストレスなどによってできたりします。療因が身近なものだけに症状が出やすく、再発もしやすいものです。

皮膚や免疫を強くし、神経系にも働く

これらを治す、あるいは予防するためにも、ビタミンB6が作用します。ビタミンB6によってタンパク質が生成され、皮膚を強くしたり、免疫力を強くしたりします。また、神経系にも効きますから、ストレスによる疲労の回復にも効果的です。

風邪にはビタミンC

早く治したいときもかかりたくないときも

風邪をひいたときには、ビタミンCをとるとよい、ということはよく知られていて、風邪薬にも、ビタミンCが入っていることを売りにしているものが多くあります。
風邪は身近な病気であると同時に、とても怖い病気でもあります。風邪をひいてもそのうち治ると思って放っておいたために、別の病気まで引きおこしてしまったという併発経験のある人も多いと思います。風邪は、大きな病気のきっかけになることもあるので要注意です。

ウイルスの働きをおさえ体力を回復させる

風邪のおもな原因はウイルスです。ビタミンCは、体の中でウイルスのもととなる核酸の活性化をおさえ、ウィルスの働きを弱める効果があります。これは、約20年前に発見されて、今では確実な予防・治療法となって利用されています。また、ウイルスを弱めることだけでなく、そのあとの体力を回復させる働きもします。
細胞をウイルスから守ることで、抗体の免疫能力を高め、風邪以外の病気からも体を守ってくれます。
まず、風邪をひいたと思ったら、ビタミンCを多めにとるようにしましょう。みかんは風邪予防になる…というのは気休めではないのです。
では、どのように摂取したらよいかというと、ビタミンCを30分から1時間おきに約500mgずつ摂取すると、風邪の症状が消失するといったケースもみられます。症状がまだ軽いほうであれば、治るのは早いでしよう。
せきや鼻水がひどいようなときは、しばらく続けるとその症状が軽くなってきます。どのような栄養素も1日に必要な量があり、不足しても多くとりすぎても、悪影響をもたらすことがあります。
けれどもビタミンCは、体にとても必要な栄養素で、しかも水溶性ですから、多量にとってもあまり悪影響はありません。
薬は副作用の心配や、胃腸を荒らすことが多いので、しぜんの食品からとるのが理想的です。多くの果物や野菜などに含まれていますから、気軽にとれます。

貧血改善にはビタミンB12

葉酸摂取も

貧血は、女性に多い病気です。貧血には、先天性のものや病気をしたためにおこるもの、再生不良性貧血といって、治療が困難なものもあります。
ここでは、もっとも多い鉄欠乏性貧血をとり上げます。女性は、思春期に初潮を迎えてから約40年間は毎月、月経をくり返します。月経によって血液が失われるので、女性はとくにふだんの生活の中でも貧血には気をつけなければなりません。

鉄欠乏性貧血は、鉄分とビタミンCを十分に

貧血とは、血液中の赤血球や、赤血球の赤い色素のもとになるヘモグロビンの量が減少した状態です。
このヘモグロビンが減少すると、体内の各器官に酸素が運ばれなくなり、酸欠状態になって、めまい、動悸、息切れ、頭痛などの症状がでます。
ヘモグロビンの主成分は、鉄分です。体内の鉄が不足することで貧血がおこります。鉄分はたいへん吸収されにくい栄養素なのですが、ビタミンCといっしょにとると、吸収されやすくなります。

女性に多い鉄欠乏性貧血についてはこちらも参考になります。

ビタミンB12と葉酸の結合で造血作用がアップ

鉄分不足でおこる貧血のほかに、悪性の貧血の治療にも必要なのが、ビタミンB12と葉酸です。
この2つのビタミンは、「造血ビタミン」とも呼ばれていて、赤血球をつくり、再生する働きを持っています。造血作用は、骨髄の中での細胞分裂によって行われていますが、葉酸が不足すると細胞分裂がうまく働かなくなってしまいます。そのようなときに、葉酸をもとの正常な状態に戻す役目が、ビタミンB12なのです。ビタミンB12はつねに葉酸の働きを助けていて、一度使われてしまった葉酸をもう一度、くり返し使えるように作用するのです。
つまり、造血するためには赤血球の生成を行う葉酸と、その葉酸を助けるビタミンB12の働きが同時進行しなければならないといえます。
ビタミンB12が欠乏しておこる悪性貧血は、からだ全体に倦怠感があらわれ、胃腸の調子が低下し、食欲もなくなるというもので、葉酸が欠乏したときも同じような症状がおこります。
日ごろから、これらを多く含む食品をとるようにすることが大切で、特に、妊娠している女性は積極的に摂取すべき栄養素です。
欧米では実際に、悪性の貧血の治療として、ビタミンB12と葉酸の投与が行われており、効果もあるということです。

パソコン作業時間が長い人はビタミンA

目の疲労が強い人はしっかり摂る

どんな会社でもパソコンが欠かせない機器となりました。また、OA機器の画面を見る仕事が多くなりました。
テレビを見たり本を読んだり、テレビゲームをしたりと、目を使うケースは限りなくあります。
ふだんの生活の中で、知らず知らずのうちに目に負担をかけてます。コンタクトレンズの使用率も急増しており、視力の疲労、低下は、深刻化しています。
目はとても大切な器官です。世の中のあらゆる物を見ることはもちろん、色の識別や遠近感・立体感の調節をするなどの視覚器として、なくてはならない器官です。

目の疲れからくる健康障害が急増

遺伝的に視力が悪くなる場合もあるのですが、生活の変化から、目の疲れが原因の障害が増えています。目の疲れによるトラブルは、痛みやかすみが出てきたり、以前は見えていたものが見えにくくなるなどの症状を感じるものです。
それがどんどん進行すると、頭痛や吐き気、肩こり、腰痛をまねいてしまいます。ただ単に肩がこっているだけと思っていた人でも、実は毎日パソコンを使っているために、目が疲れていることが原因だったということもあります。

ビタミンAは目の角膜の潤いを保つ

こうした目のトラブル、あるいは、不快な症状を軽くするためには、ビタミンAが効果的です。
ビタミンAは、人間の内臓の各器官を粘膜でおおって、正常な働きを守るために必要です。
粘膜でおおわれているからこそ、異常がおこらないのです。もちろん目も粘膜でおおわれていて、守られています。目はまばたきをして、まぶたからの分泌物によって、常に潤いを保ち、目のもっとも外側にある角膜の働きを促進しています。しかし、ビタミンAが不足すると、まぶたからの分泌物が少なくなり角膜が乾いてきて、ドライアイという症状がおこり、酸素や栄養の補給ができなくなってしまいます。そうなると涙腺にまで悪影響があらわれ、涙がなかなか出てこないようになったり、とくに暗いところでは物が見えなくなったりします。
ビタミンA は、とくにヤツメウナギに多く含まれているので、目を使いすぎたときなどに積極的に食べるようにするとよいでしょう。

外食が多い場合は、ビタミンCが足りない

ほとんど自炊しない人は注意する

最近では、日本料理のほかに、西洋料理も同じくらい各家庭の食卓に並ぶようになりました。また、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店頭には、お惣菜やお弁当の種類も豊富になってきて、自分で調理をしなくても手軽に食事がとれるようになってきました。3食全てをこうした方法で食べる人も多くなりました。
また、ファーストフードやファミリーレストランなどで食事をすることも、日常生活化しています。

外食は、穀物、油ばかりに偏る

スーパーなどで売られているお弁当や、外食が多くなると、どうしても油ものや穀物にかたより、野菜の摂取が少なくなってしまいます。外食による栄養のかたよりを防ぐには、まずビタミンB1をとるようにします。外食では、どうしても炭水化物の摂取量が多くなり、その炭水化物は、糖分となって吸収されます。ブドウ糖が化学変化し、エネルギーとなるわけですが、そのときにおこる化学変化にビタミンB1が作用するのです。
ビタミンB1がないとブドウ糖はエネルギーに変えられずに、しだいに脂肪へと変化して体内に蓄積されます。これをくり返しているうちに、肥満になってしまいます。

野菜に比べて肉類が多いメニューは、コレステロールが心配

そして、もうひとつ欠かせないのはビタミンCです。肉類やチョコレートに含まれている飽和脂肪酸は、コレステロールをつくります。
コレステロールは、ホルモンをつくつたり、細胞膜を支えたりしている大切なものですが、過剰に摂取すると血液中のコレステロールが増えて、血液の流れを妨げるようになり、動脈硬化や心筋梗塞を引きおこしてしまいます。
また、高血圧の原因にもなりますから、肉類などの食べすぎは要注意です。その増えてしまった血液中のコレステロールを減らす働きを持つのが、ビタミンCです。ですから、外食のデザートにはビタミンCを含む果物を食べるようにするのもおすすめです。

お酒をたくさん飲む人は、ビタミンB1とB6を

アルコール性肝障害を防ぐ

仕事帰りの赤提灯や、週末の飲み会、あるいは宴会など、お酒は生活の中の楽しみの一つであり、ストレス解消のよい機会でもあります。
しかし、その飲み万一つで肝臓にどのくらい負担をかけるかが違ってきます。近年、肝臓による病気が増え、死亡率も高くなってきています。肝臓は、各器官で生産された代謝物を総合的に化学処理する、大切な臓器なのです。「人体の化学工場」と呼ばれているだけに、重要な働きをしています。

ビタミン不足を防ぐには食べながら飲む

アルコールを飲むときには、食べることが中心になる人もいますし、反対に飲むほうが中心になって、食べる量が減る人もいます。お酒を飲むときは食べないという人は、栄養が摂取されないので、体全体のビタミンが不足してしまいます。

アセトアルデヒドの分解にはビタミンB1

お酒は、肝臓で酵素によって酸化されて分解し、アセトアルデヒドになります。その過程で、ビタミンB1が作用します。アセトアルデヒドは毒性の強い有害物質なので、蓄積してしまうと呼吸困難や嘔吐、頭痛をもたらします。アセトアルデヒドを体内に蓄積させないためには、分解しなければなりません。そのときにビタミンB1が働くのです。

アミノ酸や脂肪を分解するビタミンB6

アルコールを大量に飲む人にとって注意したいのが、肝臓の病気の脂肪肝にならないことです。肝臓に脂肪がたまる病気で、自覚症状がはっきりしないので、気づいたときには悪化して肝硬変になってしまっていることもあります。
脂肪肝を予防するには、ビタミンB6をとることです。
B6は、タンパク質をはじめ、アミノ酸や脂肪を分解する働きがあります。脂肪肝にならないためにも、ビタミンB6で脂肪を分解し、肝臓の機能を支えている肝細胞を正常に保つようにしましょう。
肝臓の働きを活発にしている肝細胞は、回復力が強い細胞なのですが、栄養を補給せずにアルコールで刺激を与え続けていると、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓ガンと、症状がどんどん進行していきます。し
かも、肝臓は赤信号をなかなか出さない性質を持っています。危険な変化がみられたときには、もうすでにかなり進行していることが多いので、お酒をよく飲む人は、ビタミンB6の補給を忘れないようにしましょう。

つわりを防ぐにはビタミンB6

ツライ「つわり」を最小限にしたい

人生において妊娠・出産は、結婚した夫婦にとってかけがえのないものです。妊娠というのは新しい生命の誕生であり、こんなに喜ばしいことはないでしょう。妊娠による女性の体の変化は、子供を育てるために、乳房が張ってきたり、乳輪、乳頭の色が黒ずんできたり、熱っぽくなったりなど、さまざまです。
妊娠中にあらわれるいくつかの体の変化に、つわりという症状があります。妊娠2~3 ヶ月ごろからおこるつわりは、個人差があり、軽度のものから入院を必要とする重度のものまであります。妊娠中の生理的現象ですが、原因ははっきりしていません。
アミノ酸の一種であるトリプトファンの代謝が、スムーズに行われなくなるためにおこるといわれています。
おもな症状は、吐き気や嘔吐、食欲不振、頭痛、倦怠感などです。しかし、すぐにこれらを解消する薬を飲んでしまうというのは、胎児に何らかの障害をきたしてしまう可能性があるので、頼らずに、つわりを緩和する効果があるビタミンB6を含んだ食品をとるようにするとよいでしょう。ビタミンB6は、タンパク質の中にあるアミノ酸を代謝させることで、つわりを緩和しますが、タンパク質や脂肪を代謝させ、体内に吸収させる作用もあります。ですから、母体の健康状態をよくして、胎児への栄養補給にも効果があります。

中枢神経を正常にして体の不快感をやわらげる

もう1つの効用として、中枢神経の働きを正常に保つことがあげられます。この作用が、吐き気や頭痛といった体の不快感をや軽減します。
妊娠中、とくにつわりがおこる時期には食べ物の好みが変わってきたり、食欲がなくなるときもありますが、胎児にとっては母体から栄養を吸収して成長していくという大切な時期なので、栄養バランスのよい食事を少しずつでもとるように心がけましょう。
しかも、栄養があるといっても手軽な加工食品ではなく、自然の素材からつくった料理をきちんと食べるようにしましょう。

風邪を引きやすい体質にはビタミンA

風邪やガンの予防にもなるビタミンA

人間は本来、病原菌に勝つ抵抗力を持備えています。その抵抗力によって、病気もせずに健康でいられるというわけです。
しかし、栄養不足だったり、不規則な生活が続いたりすると、抵抗力が弱まって細菌や病原菌が体内に入りこんでしまい、すぐに病気になってしまいます。そんな体の状態のときに必要なのが、ビタミンAです。
人間の内臓は、粘膜におおわれて保護されています。そのため、細菌や寄生虫などの侵入が妨げられ、正常に働くことができるのです。これが健康であるという状態です。しかし、ビタミンAが不足すると、粘膜の上皮細胞が破壊されて粘膜がはがれてしまい、臓器のもととなる細胞が傷つけられてしまいます。
とくに外気にさらされやすい皮膚や、呼吸によって空気にふれる口や気管、肺などは、病原菌が侵入しやすいので、さまざまな病気が発生しやすくなります。
身近な例でいうと、のどに細菌が入りこんで風邪をこじらせて、それから大きな病気を併発することがあるわけです。うがいを推奨するのは、こうした細菌を体外に排出するためです。

ガン抑制効果も

ビタミンA は、抗ガン作用を持っている栄養素として、注目されています。ガンは、いつどこで発生するかわかりにくいものです。現在の医学では、ビタミンAは、皮膚ガン・肺ガン・食道ガンに効果的であるといわれています。
細菌やウイルスによる病気を予防することは、人間にとって普遍のテーマなので、年齢を問わず大切なビタミンといえるでしょう。
とくに細菌に対する抵抗力が低い子ども、お年寄りには、必ずビタミンAをとるよう食習慣が重要です。

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